競合他社のWebサイトはどうなってるんだ?簡単に調べられる無料ツール
2016.03.30 Posted by Erika
さてみなさん、Webサイトの運営は順調ですか!?
おそらく、「うまくいっている」と答える方はほとんどいないでしょう。
課題を一つ片付けたら、また次の課題に直面し、それを処理している間に、また次の課題が…。
なんて、永久ループに嵌っているはずです
思い切ってリニューアルを行って、ガラっと雰囲気変えようなんて思っても、競合がいる手前、リサーチなしには簡単に実行できませんね。
目次
競合サイトの存在は実に頭が痛い問題です
実は競合サイトの実態は、あまりよくわからないんですね。
WEBで調べれば、競合サイトはすぐに閲覧することができます。
「○○という新しいキャンペーンをやっている!」
「またデザインリニューアルしている!」などなど・・・
その競合の様子を見て、自社サイトに活かす。ここが一番重要です。
しかし、「競合がやっているから自社でもやる」のような安直な理由では決裁がおりないことが多いでしょう。
結果どうなったのか?
今見た、競合が打ってきたキャンペーンは自社にとって脅威となるのか?
ユーザーの反応はいいのか?
いわゆるKPIはどこにあるのか?
これらのような内面的な部分はわからないことが大半となっています。
結局、競合のサイトを眺めて終わってしまっている担当者の方も多いのではないでしょうか?
競合分析はなぜ必要か?
簡単にまとめると、競合サイトを調べ、自社サイトと比較し、自社の弱みと、強み、足りないものを知るためです。
これを知れば、打つべきサイト施策が判明し、優先順位づけを行って、改善チームを組織しながら、Webサイトのリニューアルや、有効なWEBキャンペーンを打つことが出来ます。
競合調査を行わず、ただ肌感覚でここが悪い、あそこがダメだといい連ねたところで、問題の本質は見えてきません。
それが本当に今動かすべき課題なのかもわかりませんし、トップダウンであれこれ決めても、改善チームのモチベーションを落とすだけです。
組織にとっても良いことはありません。
当然マーケティングの手順としても間違っています。
ではどんなツールを使えばよいのでしょうか。
悩みを解決してくれる、分析ツールその1
『similarweb』
イスラエルの企業が開発したSimilarWebというツールをまずご紹介しましょう。
このツールは競合サイト(と目されるWebサイト)の、ユーザーの流入経路まで分かってしまうツールです。
つまり、どのようなサイト種別から来たかがわかるんですね。
Direct、Referrals、Search、Social、Mail、Display Adsと6種の流入比率が表示され、平均PVやサイト滞在時間、直帰率もわかります。
検索ユーザーが多いのか、メールからの流入が多いのか一目瞭然。
それに、流入元と流入先のサイト名のトップ10がわかります。
どこからきて、どこへいくのか。ユーザーの動きをつぶさに追えます。
Search機能を使えば、オーガニック検索とクリック広告の比率、それぞれの上位キーワード、検索エンジン比率や、Mapやイメージの比率なども把握できますので、SEOに力を入れているのか、SEMのほうなのかもある程度わかります。
自社サイトと競合の流入傾向の比較もできるため、ライバルと比較して足りない部分がわかり、改善施策の一つとしてマーキングできます。
どのWebサイトが競合かを発見できるツールも公開されています。
それがSimilarSitesです。
http://jp.similarsites.com/
このツールでは検索エンジン上競合度合いの高いWebサイトを表示できたり、調査対象サイト訪問ユーザーが、他にどのWebサイトに行っているかを表示できるため、いままで気が付いていなかったWebサイトも、競合になっているかどうかを把握できるスグレモノです。
悩みを解決してくれる、分析ツールその2
『SEOTOOLS』
次にご紹介するのが、『SEOTOOLS』です。
これはSEOのアクセス解析がメインのサービスです。WebサイトのURLを入力し、1クリックでWebサイトのSEO最適度をチェック、診断できるので、簡易サイト診断に重宝します。もちろん無料です。
自社サイトだけでなく、他社サイトも調査できるので、データを収集し、解析に掛けて、自社サイトの弱点を把握できます。
検索順位のほか、ページランク、トラフィックランキング、インデックス数、被リンク数、カテゴリ登録、キーワード率、強調タグ、総合評価のレポートを表示できるので、使いようによっては多くの有用な情報を無料で手に入れることができます。
悩みを解決してくれる、分析ツールその3
『Internet Archive: Wayback Machine』
http://archive.org/web/web.php
こちらは過去のサイトデザインを把握できる、タイムマシン機能を持つWebサイトです。
Webサイトの変遷を追うことができるので、サイトデザイン、サービス内容の変化を把握し、その文脈を理解できます。
成功しているWebサイトなら、その文脈を参考にして、自社サイトの改善施策におけるロールモデルとしても良いでしょう。
悩みを解決してくれる、分析ツールその4
『Google Trends』
googleトレンドでは、検索ワード数のトレンドの把握ができます。時系列でWebサイトに対するトラフィックの影響が把握できます。サービス名、商品名、ブランド名などのキーワードを入力すれば、トレンドが一発でわかります。広告効果やサイト施策、プレスリリース、ニュースリリースなどが、Webサイトに与えた影響をつぶさに観察できます。
まとめ
ここに紹介した、すべての分析ツールは無料で利用できます!
これらを使って多角的に分析することで、競合サイトの内面的な部分を見る事ができ、より自社サイトのリニューアルやプロモーションに役立てることが出来るでしょう。
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