Outlookユーザー注意!!メールに添付したファイルが開けないかも!?
突然ですが、会社で利用しているメールソフトは何を使っていますか?
ウインドウズライブメール、サンダーバードなど、まだまだユーザー数は多いものの、ビジネスメールの送受信で主に利用するメールソフトは、OutlookとGmailの二強といっても良いでしょう。
目次
Outlookユーザーが多い中での…
購入したパソコンに、プリインストールされているOutlookのユーザーは非常に多いのが今の日本の現状です。
そういった状況にも関わらず、Outlookの使いにくさに辟易している人もたくさんいると思います。そうした傾向を象徴する、Outlookにまつわる一つの問題についてこれから紹介したいと思います。
メールの本文が読まれていない!?
メールは文字情報が基本。だから読めなければ全く意味はないわけで…。なんと、一部のOutlookユーザーから添付したファイルが相手は見れていない可能性もあるという事象が発生していたのです。事象としては「Outlookのユーザーが添付したファイルは、winmail.datというファイルに変換されている」ことがある。というもの。
この事象に関するマイクロソフトのサポート情報です。
Outlook を使用する送信者から受信された電子メールに Winmail.dat 添付ファイルが含まれる
■現象
- Winmail.dat 添付ファイルが含まれる電子メールメッセージを受信することがあります。この問題は、以下のすべての条件に該当する場合に発生することがあります。
- 電子メールメッセージが、Microsoft Outlook を使用するユーザーによって送信された。
- メッセージの形式が、リッチテキスト形式 (RTF) である。
→ここがポイントですね。リッチテキスト形式で、Outlookからインターネットを使ってメールを送った場合、発生するということです。
■原因
- Winmail.datファイルは、リッチテキスト形式を保持するために使用されます。
- Outlookでは、リッチテキスト形式のメッセージを送信するときこのファイルを使用します。
→つまり、Outlookにおいては、リッチテキスト形式のメールを、Winmail.datファイルに置き換えて送信するのは普通のことなんですね。
- 転送中に、メッセージのコンテンツが変更され、受信側のクライアントが形式に関する指示を読み取ることができなくなる場合があります。
- 他に、受信側のクライアントが Winmail.dat ファイルを使用または認識しない場合があります。
フムフム、なるほど。このwinmail.datというファイルはメールの送り先がOutlookユーザーであれば開封できるものの、それ以外のメールソフトを使用しているユーザーは開くことができない、というわけです。
■解決策
- この問題を解決するには、送信者にテキスト形式でメッセージを再送信するよう依頼します。
→うん。それが一番早いし確実ですね。とまあそうですが、今後もリッチテキスト形式で送りかねないわけで、そもそもの設定を変更しておく必要がありそうです。
メールの送り手
方法 1 : 既定のメッセージ形式を変更する
Outlook2010の場合
ファイル→オプション→メール→次の形式でメッセージを作成する→テキスト形式(HTML形式)
Outlook2003/2007の場合
[ツール] メニューオプション]→[メール形式]
[このメッセージ形式で作成する] →[テキスト形式(HTML形式)] →[OK]
送信者によって使い分ける場合、メール作成画面を開き、上記と同じ操作を行います。
他にもいくつか方法があります。
方法 2: 個人用アドレス帳の受信者エントリを変更する
方法 3: 特定の連絡先のメッセージ形式を変更する
方法 4: Outlook リッチ テキスト形式のインターネット電子メール設定を行う
と方法はたくさんあるものの、方法1さえ忘れずにやっておけば事足りますので、まずは方法1をお試しください。
メールの受け手
winmail.datを受け取った場合、そのままでは見ることができないのでフリーソフトをインストールします。winmail openerで展開し、メールの本文を読む方法です。方法はカンタンです。
http://www.eolsoft.com/freeware/winmail_opener/
- Webサイトが表示されたらページの真ん中あたり、Downloadコンテンツ
Current version is 1.6 (last update: 25 May 2014).You can download the latest version of Winmail Opener from our download page.「our download page.」リンクをクリック。 - 遷移先の「Winmail Opener」の項目の下のリンク、あるいは右側の「Download Now」のバナーをクリック。
- 自己解凍形式ファイルなので、ダブルクリックして解凍
- デスクトップにショートカットが作成されるので、そのショートカットの上に、winmail.datをドラッグアンドドロップ
- 出てきた画面の「Open file」を押すと内容が見られます。
まとめ
これを読んだあなたは、winmail.datファイルがウイルスか悪質なファイルかではないことはわかりますね。しかし、知らない方も非常に多いため、メールの発信者側としては最低限、winmail.datをうっかり送り付けないようにしたいものです。Outlookユーザーであれば一度、自分のメールソフトの設定を確かめてみることをオススメします!
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