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もしも周年記念サイトの担当者になったら!?運営目的や参考例を解説

2022.07.07 Posted by

突然ですがウェブラボは2024年をもって創業20周年になります。もはやいつ「20周年記念サイト作ってよ。内容はおまかせで」という無茶振りがきてもおかしくありません。

というわけで今回は、BtoB企業の周年記念サイトはどのような目的で制作すれば良いのか、またどうすれば目的の効果が得られるのかを調査してみました。

周年記念サイトの目的

企業やブランドなどの創立・創業10周年、50周年などを記念してイベントの開催やWebサイトなどのメディア施策を行うことを周年事業といいます。周年記念サイトは、周年事業の中でも非常にポピュラーなものです。BtoB企業の周年記念サイトは主に次の4つの目的から公開されます。

 

  • 企業ブランディングの見直しと浸透
  • 企業理念などの認知向上
  • 新たな経営ビジョンの発信
  • 顧客への感謝を伝える

 

周年記念サイトを公開することによって、これまでの企業の歩みや新たな方針を発信することができます。また、周年の節目を契機に企業のリブランディングやビジョンの見直しをすることも、良いきっかけになるでしょう。
そして何よりも重要な目的は、顧客や取引先に対して改めて感謝の想いを伝えることです。10周年にしろ100周年にしろ、企業が継続することができたのはお客様のご愛顧と協力会社の支えがあってこそのことです。これを念頭に周年記念サイトのコンテンツ作りや発信方法を検討していきましょう。

周年記念サイト成功のポイント

周年記念サイトは、作って満足するだけではいけません。他のどのようなWebサイトについても言えることですが見てもらえなければ公開する意味がないからです。そのため、周年記念サイトへの流入経路まできちんと考えて、サイトを公開しましょう。

周年記念サイトの認知の方法

周年記念サイトを公開する際、次のような方法で周知を行っていくと、多くの人に存在を知ってもらいやすくなります。

 

  • プレスリリースを公開
  • メールの署名にリンクを設置
  • メルマガにリンクを設置
  • 自社サイトにもリンクを設置
  • 名刺やパンフレットにはQRコードなどを掲載

 

とくにメールの署名や定期的に配信しているメルマガへのリンクの設置は、繰り返し目に触れることによって認知度が上がりやすいです。費用面でもあまり大きな負担にならないため手軽に始めやすいという点でもメリットです。

アクセスを促す施策

周年記念サイトへのアクセスを促す場合、次のような施策が有効です。

 

  • プレゼントキャンペーンなどインセンティブを設ける
  • クイズなど遊び要素を加える

 

周年記念サイトが公開されたことを知ったとしても、実際にサイトへアクセスしてもらうにはもう一工夫必要です。
例えばプレゼントキャンペーンやクイズなどの施策を実施することによって、興味を持ってもらいやすくなります。ここでなぜ周年記念サイトを作るのかという目的に立ち返り、ユーザー視点で魅力のあるコンテンツは何か検討しましょう。

周年記念サイトの参考例

目的と方法を理解したところで、具体例を見ながらより効果的な周年記念サイトのヒントを探っていきます。

事例1:会社の歴史と業界の歴史を合わせて振り返る

サイボウズ ユーザー様向け20周年記念(https://cybozu.co.jp/20th/users/index.html)

こちらは、オフィスソフトウェアのサイボウズがサービス開始から20周年を記念して公開したサイトです。このサイトの特徴としては、サイボウズそのものの歴史や理念などを発信するというより「サイボウズ製品とIT業界の歩み」や「働き方改革、どう思う?」などユーザーの関心の高いコンテンツを掲載しているというところです。

企業側が伝えたいことだけではなく、ユーザーが楽しみながら閲覧できるコンテンツを掲載することによって「サイボウズ」というサービスに愛着が湧き、結果的にサービスのブランディングや顧客価値の向上につながっています。

事例2:スクロール技で魅せる

ビーワークス 20th記念ページ(https://beeworks.co.jp/20th/)

会社のこれまでの歴史や事業を振り返るコンテンツ自体は周年記念サイトの定番ですが、なかなかユーザーに興味を持って閲覧してもらうことは難しいです。その課題を解決するためにスクロールに応じて出現するコンテンツやメリハリの効いたフォントサイズのデザインを用いています。

これによってユーザーに負担を感じさせず、むしろ楽しみながらページの最後までスクロールできるようになっています。この事例のように掲載するコンテンツをコンパクトに絞り込むと1ページで完結させられるため、スクロール技も生きます。また、周年記念サイトの担当者にとっても業務タスクが少なくできる点がメリットといえます。

事例3:圧倒的スケール!壮大な130年史

OBAYASHI CHRONICLE 130(https://www.obayashi.co.jp/chronicle/130th/)

こちらは、株式会社大林組の「Web版130年史」です。創業からの経営史や直近10年間での主要事業や近未来構想など紹介するスペシャルコンテンツ以外にも、その歴史の長さが感じられる情報が6言語の多言語対応で豊富に紹介されています。

そのため、企業の歴史と顧客・ステークホルダーへの想いがたくさんつまった、老舗大企業ならではの重厚な周年記念サイトとなっています。スペシャルコンテンツでは、震災復興や宇宙開発など時代ごとのニーズに対応したプロジェクトをストーリー仕立てで紹介し、社会的意義や企業価値の認知向上に役立っています。

まとめ

一昔前までなら周年記念では、カタログを配ったりイベントを行うことが一般的だったかもしれません。しかし、最近は周年記念サイトを公開し、Web上でアピールする会社が増えています。今までの会社の歴史はもちろん、これから実施したいことを社内外にアピールすることで、いつもはできないプロモーションができるため、ぜひきっかけがあれば周年記念サイトを制作してみましょう。

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