Webディレクターが撮影同行時、注意すべき6つのこと
2023.02.08 Posted by hosobuchi.m
写真が良いとWebサイトのクオリティがぐっと上がります。より良い画像素材を準備するため、カメラマンに撮影してもらうことがあります。
採用サイトでの社長・社員インタビューや、飲食店サイトでの商品撮影などでは、撮影をすることが多いです。
カメラマンの腕がものをいうところはもちろんありますが、Webディレクターも以外にやることがあるんです。事前準備や手配、スケジューリング、全体のコントロールなどなど。
段取りについては以前のブログ「https://www.weblab.co.jp/blog/staff/other/12778.html」にまとめてあるのでぜひ参考にしてください。今回は、当日撮影に同行した時にディレクターが気を付けるところをまとめてみました。
1.コミュニケーション
Webディレクターは、撮影という仕事を行ううえでもっとも注意すべきはカメラマンとクライアントとのコミュニケーションです。このコミュニケーションが破綻してしまうと、満足のいく仕事を遂行することは不可能です。
そのため、三者同じ方向を向くことが大事です。たとえば、テーマやテイストをカメラマン、ディレクター、クライアントで事前に共有しておけば、認識のずれを限りなくゼロに近づけることができます。また、撮影直前に改めて確認し合うのもよいコミュニケーション方法のひとつといえるでしょう。
2.構成やレイアウトを頭に入れておく
これから撮影する写真をどの場所で使用するか把握し、ページ構成やレイアウトの全体を頭に入れておくことで、仕事のクオリティは飛躍的に上昇します。次の人物撮影時のポイントとして後述していますが、人物を大きく配置するのか、メッセージの強調にこだわるのかで、伝わる印象は大きく異なり、それに合わせて撮影の仕方も工夫していかなければいけません。
そして、構成やレイアウトといった全体像は、クオリティのジャッチをする際に必要な情報となるため、具体的な決定を行ううえでも欠かせないものとなります。
3.人物撮影時のポイント
ユーザーの目線は、写真の人の目線や顔の向き、手の形で、特定の場所へと誘導されます。ページのどこに配置する画像なのかを頭に入れて、目線や顔の向きを考えて撮影することで、撮影後の編集が非常に楽になります。
そのため、常に完成後のWebサイトを頭でイメージしながら撮影していくと、顔の向きやメッセージの伝え方について自然と考えられるようになります。
もし、配置が決まってない場合は、両サイドから撮影しておきましょう。これにより、一方のイメージと違っても、簡単に変更できます。もし、そういった失敗のリスクを頭に入れて撮影をしていなければ、再度撮影の機会を設定し、予算や時間が無駄になるため注意が必要です。
4.タイムコントロール
Webディレクターは、仕事に携わる人の時間へと意識を向けなければいけません。時間のコントロールは、仕事を問題なく進めるうえで大きく注意すべきポイントとなります。
香盤表通りにすすんでいるか、時間が遅れているようならその状況を共有し、大幅な遅れとならないように進行しましょう。
どうしても時間が足りなくなった時やどのように対処するか等、最後にジャッチするのはディレクターなので、仕事が予定通り進まなければどうするかということも考えながら、撮影の流れを見渡す必要があります。
5.当日の服装
Webディレクターという全体を見渡す仕事をしていても、予算や都合によっては、カメラマンのお手伝いをすることになります。そのため、時と場合にもよりますが、動きやすく疲れない格好が良いでしょう。
実際に、仕事に携わる場合は、鏡面や瓶等における映り込みも気を付けましょう。なるべく暗めの服を着ておくと映り込んでも目立ちません。
6.現状復帰
撮影場所の現状復帰は基本です。撮影場所は、依頼者の要望に応じて、フォトスタジオやクライアントの職場など、費用や撮影の目的に応じて決定します。それによって、使ってよいもの・動かしても問題ないものが決まります。
しかし、自由に使って良いからといって、後かたづけをしなくて良いというわけではありません。特に、先方の職場での撮影では、「撮影だけして、机や椅子をもとに戻すことなく帰っていった。」とクレームが来ないように注意しなければいけません。
もし、撮影時に元の配置よりも大きく物を動かすことになりそうな場合は、撮影前に最初の状態をアイフォンなどで撮っておくと現状復帰しやすいです。
まとめ
Webディレクターは、撮影までにやるべきことがたくさんあります。撮影までの事前準備がどこまでできるかで、写真のクオリティは大きく違います。
そのようなことにならないためにも、カメラマン、クライアント、みなが同じ方向を向いて撮影できるよう、ポイントを押さえて仕事を遂行していきましょう。
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