採用サイトで最低限用意しておきたいコンテンツ
2020.05.22 Posted by watanabe.k
Webで求人したいと思った時、多くの企業は、外部求人サイトに求人情報を掲載します。真っ先に思い浮かぶのは、リクナビやマイナビ、dodaなどでしょうか?しかし、売り手市場の昨今、自社に合った優秀な人材を採用するためには、自社採用サイトの運用が不可欠だと言えます。
もちろん、外部の求人サイトに求人情報を掲載するのも大切です。しかしながら、外部求人サイトに載せられる情報は限られており、競合他社との差別化が難しいというデメリットもあるのです。また、外部求人サイトでとある企業に興味を持ち、そこに自社採用サイトへのリンクがあれば、求職者は、必ずそのサイトをチェックするでしょう。
ゆえに、自社で採用サイトを運用することは、採用活動において、大きな意義を持ちます。自社オリジナルの採用サイトを制作し、求職者が知りたい情報と、企業側が必ず伝えておきたい情報を掲載することで、採用活動の質が格段に上がるはずです。
今回は、採用サイトで最低限用意しておきたいコンテンツを紹介していきます。採用サイトを作成したいと考えている方や、採用活動が上手くいっていない方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
採用サイトで最低限用意しておきたいコンテンツ
それでは、採用サイトで最低限用意しておきたいコンテンツを紹介していきます。これらは、自社の魅力を伝えるためのコンテンツであり、求職者と自社をマッチングさせるためのコンテンツでもあります。また、応募者の数を増やすだけでなく、応募者の質を上げるためのコンテンツだとも言えるでしょう。
具体的には、以下の13個のコンテンツです。
- 募集要項
- 職種紹介
- 選考フロー
- 会社紹介
- 代表(採用担当)メッセージ
- 選考基準(求める人物像)
- 社員紹介(インタビュー/写真の一日紹介)
- キャリアパス
- 研修/福利厚生
- よくある質問
- インフォグラフィック(会社に関するデータ)
- オフィス風景(動画や写真)
- SNSとの連携
それぞれのコンテンツについて、簡単に解説していきます。
募集要項
まずは、「募集要項」です。新卒採用・中途採用問わず、以下のような情報を、過不足なく掲載しましょう。
- 応募資格
- 給与
- 勤務地
- 勤務時間
- 休日
- 各種保険
- 福利厚生
- 採用実績
募集要項は、求職者が最も知りたい情報であると言っても過言ではありません。明確に分かりやすく掲載することで、求職者の疑問や不安をなくすことができます。
https://www.weblab.co.jp/recruit/information/requirements/chuto/director.html
職種紹介
次に、「職種紹介」です。「募集要項」に含める場合もありますが、別途、「職種紹介」専用のページを作るケースも多いです。具体的な仕事内容はもちろん、組織図も掲載し、組織の中でどのような役割を持つのかを伝えると良いでしょう。
求職者は、組織における役割や仕事内容について、イメージを持ちやすくなります。
https://www.weblab.co.jp/recruit/business/explain/webdesigner.html
選考フロー
「選考フロー」の掲載も欠かせません。会社説明会や適性検査、数回にわたる面接など、採用活動の流れ(選考ステップ)を提示します。実際の選考ステップは、個人個人によって柔軟に変化していくとは思いますが、ここでは、標準的な流れを載せておきましょう。
選考フローが掲載されていることで、求職者は、内定までの大まかな流れを把握できます。また、採用活動にどれくらいの時間がかかるのかを予想できるので、スケジュールを組みやすくなる、というメリットもあります。
https://www.weblab.co.jp/recruit/information/flow/
会社紹介
続いて、「会社紹介」です。事業内容や組織体制を分かりやすく伝えます。また、業界の特性や市場規模について言及するのも良いでしょう。
「どのような会社なのか」「何をしている会社なのか」、求職者に理解してもらえます。
代表(採用担当)メッセージ
社長のメッセージ、もしくは採用担当のメッセージも大切です。企業理念や将来のビジョンを説明するとともに、どのような想いで採用活動に取り組んでいるのか、熱く語ってください。
このメッセージに共感してくれる求職者は、入社意欲をさらに高めることでしょう。
https://www.weblab.co.jp/recruit/company/message/
選考基準(求める人物像)
「選考基準」や「求める人物像」の記載も忘れてはいけません。会社としてのビジョンを実現するために、どのような人材を必要としているのか、明確に伝えましょう。
求める人物像をはっきりと伝えることで、自社の方向性に合った応募者が増え、自社の方向性に合わない応募者が減る、というメリットがあります。
https://www.weblab.co.jp/recruit/information/person/
社員紹介(インタビュー/写真の一日紹介)
採用サイトに「社員紹介」ページを設けるのも、定番になっています。社員のインタビューを掲載したり、1日のスケジュールを紹介したりすることで、求職者は、「入社後の働いている自分」をイメージしやすくなります。
キャリアパス
「キャリアパス」についても、しっかりと説明しておきましょう。
入社後、「キャリアプランを描けない」「想像していたキャリアパスを歩めない」という悩みを持ち、転職してしまう社員は多いです。退職を防ぐためにも、入社前に、きちんとキャリアパスを示しておくことが大切です。
https://www.weblab.co.jp/recruit/company/training/
研修/福利厚生
近年は、「研修」や「福利厚生」の充実度を見ながら職場選びをする求職者が増えています。そのため、できるだけ細かく、研修や福利厚生の内容を伝えてください。
求職者は、「スキルアップできる環境が充実しているか」「ワークライフバランスが重要視されている会社なのか」という不安を抱えているのです。
https://www.weblab.co.jp/recruit/company/training/
よくある質問
求職者の目線に立ちながら、「よくある質問」コンテンツも用意しておきましょう。求職者の疑問解消ができるとともに、問い合わせに対する回答の負担を減らすことにもつながります。
https://www.weblab.co.jp/recruit/information/faq/
インフォグラフィック(会社に関するデータ)
「インフォグラフィック」の掲載も重要です。例えば、以下のようなデータを掲載することで、他社との差別化が図れます。
- 業績推移
- 従業員男女比
- 産休や育休取得率
https://www.weblab.co.jp/recruit/aboutus/numbers/
オフィス風景(動画や写真)
「オフィス風景」の写真や動画コンテンツも、採用サイトに掲載しておきましょう。求職者は、職場の雰囲気を、よりリアルに感じ取ることができます。
https://www.weblab.co.jp/recruit/
SNSとの連携
「SNSとの連携」も欠かせません。求職者の大半は、TwitterやFacebookなどのSNSを利用しているはずです。会社としてSNSアカウントを運用している場合は、採用サイトと連携させておくことが望ましいです。
コンテンツの掲載における注意点
コンテンツを掲載する際には、自社にとって都合の良い情報だけでなく、一見ネガティブになりうる情報(給与、待遇、離職率など)も正直に載せるようにしましょう。結果的に応募者数は減るかもしれませんが、入社後の、「こんなはずじゃなかった」というギャップを最小限に抑えることができるでしょう。
採用活動において大切なのは、単純な応募者数の増加ではありません。いかに効率的に、自社に合った人材を見つけるかです。将来的に自社の戦力になってくれる人材に出会うためにも、掲載すべき情報は包み隠さずに掲載するようにしてください。
まとめ
採用サイトで最低限用意しておきたいコンテンツを紹介しました。ぜひ当記事を参考にしながら、効果的な採用サイトを作り、採用活動を成功させてください。
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