ウェブアクセシビリティ お役立ちツール・支援技術
2020.06.18 Posted by watanabe.k
アクセシビリティに対応したホームページを作成する上で役に立つサイト・ツールを紹介します。
目次
W3C Markup Validation Service
Web技術の標準化を行う非営利団体W3C(World Wide Web Consortium)が提供している、HTMLの構文チェックツールです。
URLを入力してチェックボタンを押すだけ。構文エラーを確認できます。
HTMLファイルのアップロードやテキストエリアへの直接入力にも対応しています。
ウェブツールなのでダウンロードは不要です。
W3C Markup Validation Service
miChecker
総務省で開発・提供しているアクセシビリティ評価ツールのことです。
miCheckerは、機械的に検証可能な項目を自動的に評価するとともに、人による判断の支援を行ってくれます。
X 8341-3:2010 (WCAG 2.0)の達成基準に基づくアクセシビリティ試験に対応しています。
総務省のホームページからダウンロードが可能です。
総務省
ColorTester
2色のコントラスト比を計算し、評価するツールです。
コントラストの評価はJIS X 8341-3:2010 (WCAG 2.0)の達成基準に基づいており、アクセシビリティ試験でも役立ちます。
Photosensitive Epilepsy Analysis Tool (PEAT)
閃光に関する閾値を検証するツールです。
閃光に関しては、以前の記事
https://kansai.weblab.co.jp/blog/website/accesiblity-rule-2/
でも触れています。
PEAT – Trace Center – University of Maryland
NVDA
Windows用のスクリーンリーダー(音声読み上げソフト)です。
無料で提供されているので、ダウンロードして使用することができます。
スクリーンリーダーでどのように読み上げられるかが分かります。
※読み上げ方はスクリーンリーダーによって異なるため、NVDA以外では別の読み方をされる場合があります。
まとめ
W3Cの構文チェックツールは、アクセシビリティ試験を行わない場合でも質の高いページを作成するのに役に立つツールです。
他のツールもコーディング後の確認に役に立ちますので、ぜひ使用してみてください。
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