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SNSの歴史と今、そして未来を考える

2023.12.14 Posted by

YouTubeの有料会員制度が始まり、Metaのサービスについても広告なしで利用するには課金オプションがスタートする可能性が高まりつつあります。SNSは、何でも無料で利用できた時代から有料化によってその形態が変わってきています。

 

現在、TwitterやFacebook、Instagramなど、次から次へと時代を支えるSNSが登場していますが、その全体像について見通すことは決して簡単なことではありません。しかし、SNSの歴史を振り返ることで、今からどうしていくべきなのか未来について考えることができます。今回は、SNSの歴史とこれからの未来はどのように進化していくのかについて考えていきます。

SNSの歴史

SNSの基本的な歴史について振り返っていきます。

 

世界のSNS成長期

SNSの歴史を振り返るうえでFriendsterの存在は欠かせません。Friendsterは、海外SNSでユーザーが友人を招待し、グループ機能やアルバム機能によって高度なコミュニケーションを可能としました。

 

その結果、SNSの知名度は急速に広がっていきます。それぞれのSNSには独自の特徴があり、2003年には音楽専門のMySpace、ビジネスSNSのLinkedIn、2004年にはコミュニケーションアプリのFacebook、Twitter、2005年には動画SNSのYouTubeといった代表的なSNSが次々と登場します。

 

日本ののSNS成長期

2000年代になると日本では掲示板よりもソーシャルコミュニケーションが流行となります。日本独自のSNSとして2004年に登場した「mixi」は、大きな注目を集めました。2010年代になると、スマホの普及率の向上によって高度なアプリが利用できるようになります。

 

その結果、海外で流行となっているFacebook、Twitter、YouTubeなどのSNSの利用はもちろん、2011年にはメッセージ共有アプリであるLINEが急速に広がっていきます。操作性の簡単さとクローズドなコミュニケーションが可能な点は、これまでのSNSとは異なる点として高く評価されることになります。

 

移り変わりの多いSNS時代

2022年の日本国内においてSNSの利用者は約8000万人を超えており、SNSは時代を支える媒体として市場を確立することになります。しかし、良い時代というのは、永遠に続くわけではありません。SNSの流行は非常に移り変わりが多く、だれもが当たり前に使っていたTwitterやFacebookが、たった10年程度でInstagramへTikTokへと流行が移っています。

 

少し時を遡るとClubhouseというアプリが今後は市場の中心となるということで話題となっていましたが、その流行も長続きしていません。また、他人と自分を比べやすい特徴をもっているSNSは、精神負担が大きく「SNS離れ」という言葉まで登場することになります。

今でも増え続けている利用者

SNS離れという言葉が流行していても、決して利用者が減っているというわけではありません。むしろ、利用者の数は増え続けています。ICT総研の日本におけるSNS利用者数によれば2020年末の利利用者数は8015万人、2022年末が8270万人、2024年末が8388万人と増加の一途をたどっています。

 

ネットユーザー全体の利用率から考えれば83.2%に達する見通しとのことなので、今後も利用者の数は増え続けていく可能性が高いでしょう。

 

参照:ICT総研「2022年度SNS利用動向に関する調査」

今そしてこれからのSNS

SNS文化は、2020年を超えた今、どのように変化していくのでしょうか。SNSの今を主要なトピックを通してご紹介します。

 

有料化の流れ

YouTubeでは、プレミアム会員向けの広告非表示やオフライン再生などの特典が人気を集めています。広告を非表示にするなどの機能で、ユーザーの利便性を向上させることが目的です。

 

また、Meta社も、FacebookやInstagramの有料化を検討していると報道されています。有料会員となって本人確認が完了すると、本人確認完了バッジが表示が可能となります。これにより、なりすましができなくなるため、SNSのビジネスモデルに変化が生じ始めています。

 

TwitterがXに

Twitterは、2023年7月に「X」にサービス名を変更しました。これは、Twitterの新たな可能性を探る意図が込められています。Xは、従来のTwitterの機能に加えて、クリエイター向けの収益化機能やTwitter Blue、アルゴリズムの変更を通してユーザー同士の交流の改善や促進機能などを強化していくとしています。

 

テキストベースから動画ベースに

TikTokの急速な普及により、短い動画コンテンツが一大トレンドとなりました。若いユーザー層を中心にTikTokが支持され、これに触発されて他のSNSプラットフォームも動画中心のコンテンツを重視するようになりました。

 

そして、InstagramもStoriesやReelsなどの機能を通じて、動画コンテンツの利用を促進しています。ユーザーはより豊かな表現を求め、テキストや画像だけでなく、動画を通じてストーリーを共有することが一般的になりつつあります。

【まとめ】これからのSNSの未来はどうなるのか

SNSの具体的な未来のことはわかりませんが、技術が進歩しているのは確かです。以前よりも動画のアップが簡単となり、Webサイト上での動画の視聴環境も整ってきています。そしてAI技術の進展により、よりパーソナライズされたコンテンツや利便性の高いプラットフォームが実現されつつあります。

 

SNSの未来は予測が難しいですが、変化のスピードが速まっているのは間違いありません。まずは、さまざまな変化に乗り遅れないよう楽しくSNSを運用し、新たなトレンドや機能に迅速に対応できるよう努力していきましょう。

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