押さえていますか?アクセス解析の基本用語
御社は、自社のウェブサイトに対してアクセス解析を導入していますか?企業のウェブ担当者の中には、他の業務と兼任しながらサイトの管理をしている方もいるでしょう。「とてもじゃないけれど、アクセス解析なんて見る余裕なんてないよ…」と思われているなら、本記事を通してアクセス解析の基本用語について学んでいきましょう。
目次
Googleアナリティクスとは
Googleが無料で提供するアクセス解析ツールのことをGoogleアナリティクスといいます。アクセス解析に関するほとんどの機能を無料で利用できるため、このツールの利用方法さえマスターしておけば、誰でもサイトを手軽に診断することができます。
Googleアナリティクスの導入方法は簡単で、下記3つの手順を踏むことで、サイトの解析を始めることができます。
①Googleアカウントの作成
②Googleアナリティクスアカウントの作成
③サイトへのトラッキングコードの設置
たったこれだけで、どのページにどの訪問者が長く滞在しているのか管理画面から把握できます。
アクセス解析では何が分かる?
アクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を使用すれば、どんなことが分かるのでしょうか?解析タグを設置することで、把握できることは下記の通りです。
PV数
PV数を確認すればウェブサイトの閲覧回数が分かります。ブロガーなどがページビューといった言葉を頻繁に利用していますが、あれは閲覧回数のことを表します。閲覧した人数ではないため注意してください。あくまでも閲覧されたページの回数です。
UU数
UU数を確認すれば、ウェブサイトに訪問したユーザーの数が分かります。ページビュー数と数値が混同されがちですので、「サイトに訪問した人の数」であることを明確に認識しておきましょう。
訪問別PV数
訪問別PV数を確認すれば、1回のアクセスでどれだけのウェブページを閲覧したのかが分かります。1回のアクセスでたくさんのページが閲覧されているということは、それだけコンテンツが面白いことを表します。一方で、閲覧回数が少ないということであれば、訪問者が求めるコンテンツではなかったことが分かります。
押さえておきたい基本用語
それでは、アクセス解析で用いる基本用語をご紹介します。
・ユーザー
ウェブサイトに訪れた人のことをユーザーといいます。1ユーザー当たり、10ページビューあるということは、1人の人が10ページ閲覧しているということです。Googleアナリティクスは、基本的に同一ユーザーを重複して計測しないため、サイトを何度も出入りするユーザーについては、「1」とカウントします。
・ページビュー
サイトの閲覧回数をページビューといいます。仮に、Aさんが5ページビューで、Bさんが5ページビューだった場合、個々の1ユーザーのページビューは、5ページビューとなります。しかしながら、総ページビューは、全てのページビューを合計するため10ページビューとなります。
・セッション
サイトへの訪問数のことをセッションといいます。セッションにはルールがあるため、下記ポイントは必ず覚えておいてください。この点を正しく理解しておかなければ、アクセス解析で計測できる数字の真の意味を理解することができません。
セッションは、どんなときでも同じように計測できるわけではありません。下記の条件に該当するものは、一度セッションが切られてしまいます。
・サイトに訪問し、30分が経過した場合
・サイトに訪問し、日付が変わってしまった場合
・参照元が外部サイトである場合
・滞在時間
滞在時間を見れば、どれだけの時間、自社のサイトにユーザーが滞在していたのかが分かります。ウェブ担当者は、コンテンツの方向性が誤った方向に進んでいないか滞在時間を定期的にチェックして、運用・管理を行っていきましょう。
・直帰率
直帰率とは、サイトに訪問したけれど、すぐに離脱してしまった人の割合のことです。この割合が高ければ、コンテンツの方向性が誤っている可能性が高いです。特に、直帰率の高いページは、すぐに修正が必要です。しかしながら、もちろん、1ユーザーしか訪問をしていないページの直帰率を改善しても、ほとんど効果は得られませんので、数字を見てからページを改善するようにしてください。
・離脱率
離脱率とは、ある特定のページで離脱してしまった人の割合のことです。アクセスが膨大にあるにも関わらず、多くのユーザーが離脱している場合、サイトの導線に問題がある可能性が高いです。
離脱率を下げたければ、関連ページなどを表示して、ユーザーを次のページへ誘導するようにしましょう。
まとめ
ウェブ担当者ならアクセス解析は、必ず使えるようになった方が良いです。なぜなら、Googleアナリティクスのような解析ツールが利用できなければ、サイトの状況を診断することができないからです。Googleアナリティクスの使い方が分かれば、どのページが訪問者に人気があり、どのページで離脱率が高くなっているのか、すぐにレポーティングできます。基本用語から勉強して、少しずつツールを使ってみましょう。
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