Web会議の基礎知識・ツールの特徴まとめ
感染症対策のため、オンラインでの会議が増えた会社も多いのではないでしょうか。弊社でも、オンラインでの会議や打ち合わせが主流になってきました。
そこで今回は、多くのWeb会議ツールの特徴をまとめました。ツールを選ぶときの参考になれば幸いです。主にクラウド型で無料でも使えるツールのほか、Web会議で役立つツールの基礎知識やメリット・デメリットもご紹介します。
目次
Web会議ツールとは?
Web会議ツールとは、パソコンやスマートフォンなどを使って、複数人で顔を見ながらコミュニケーションがとれるツールのことです。Web会議ツールは、主にクラウド型とオンプレミス型の2つに分類されます。
クラウド型の場合、Web会議ツールのサービス提供者が管理しているサーバを利用します。そのため、利用者である私たちは、サーバを管理する手間が発生しません。一方で、オンプレミス型の場合、利用者である私たちがサーバを購入して、自分で運用・管理します。オンプレミス型の運用・管理には、一定の手間がかかりますが、機能性が優れています。
Web会議ツールの特徴まとめ(シェア数順)
代表的なWeb会議ツールをご紹介します。どれもPC、モバイル端末から参加可能です。
Zoom
現在、多くの会社で利用されており、利用者が増え続けている代表的なWeb会議ツールです。
導入の難易度 | ブラウザやアプリから簡単に起動できる |
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接続可能人数 | 無料、有料どちらも100人まで |
通話可能時間 | 1対1でのWeb会議であれば無制限 3人以上でWeb会議を行う場合は40分 |
料金 | 基本的には、無料 プロ:アクティブ ユーザーあたり14.99米ドル/月 ビジネス:アクティブ ユーザーあたり19.99米ドル/月 企業:アクティブ ユーザーあたり19.99米ドル/月 |
主な機能 | ・チャット・パブリック/プライベートのチャンネル (チャットグループ)作成 ・ファイル共有とコンテンツ検索・アンケートと質疑応答機能 ・バーチャル挙手機能などのリアクション機能・使用状況、 使用環境の確認 ・各アカウントの機能権限の割り当て (アカウント/グループ/ユーザーレベル)など |
Microsoft Teams
マイクロソフトが提供するWeb会議ツールです。
導入の難易度 | ブラウザやアプリから簡単に起動できる |
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接続可能人数 | 300人 |
通話可能時間 | 最長24時間連続して利用できる |
料金 | Microsoft Teams (無料) ・Microsoft 365 Business Basic ¥540 ユーザー/月相当(年間契約) ・Microsoft 365 Business Standard ¥1,360 ユーザー/月相当(年間契約) ・Office 365 E3 ¥2,170 ユーザー/月相当(年間契約) |
主な機能 | ・チャット・会議・通話・共同作業 ・ビデオ会議・画面共有・会議の背景を変える ・Together モード・ファイル共有・アプリとワークフローの統合機能 ・デバイスを問わずつながれるアプリ機能 |
Skype
シンプルな操作性で簡単に利用できるため、友達との会話はもちろん、仕事でも使いやすいWeb会議ツールです。
導入の難易度 | ブラウザやアプリから簡単に起動できる |
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接続可能人数 | 50人 |
通話可能時間 | 最長24時間連続して利用できる |
料金 | 1ヶ月で「合計100時間」まで 1日単位ではビデオ通話は「4時間」、音声通話は「10時間」まで |
主な機能 | ・音声/ビデオ会議 ・テキストチャット・画面共有など、 最低限の機能は、すべて揃っている |
Google Meet
Googleアカウントで多くの人と繋がれる便利なWeb会議ツールです。
導入の難易度 | Googleアカウントがあれば、非常に簡単に起動できる |
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接続可能人数 | 100人までのビデオ会議ができる |
通話可能時間 | 最長24時間連続して利用できる ※定期的に制限時間が変更されている |
料金 | 100人まで無料 ・Google Workspace Essentials アクティブ ユーザーあたり 8 米ドル/月 ・Google Workspace Enterpriseの料金は、 公式スタッフへの直接お問い合わせ後に決定 |
主な機能 | ・会議中の自動字幕起こし ・映像と音声のプレビュー画面 ・変更可能なレイアウトと画面設定 ・会議の主催者向けの管理機能 ・参加者と画面を共有 ・参加者とチャット・Google アプリおよび Microsoft Officeアプリとの統合 |
Cisco Webex Meetings
Cisco Webex Meetingsは、初心者向けにウェブマニュアルが揃っており、不明点についてはチャットでお問い合わせもできます。
導入の難易度 | Webブラウザ・アプリで簡単に起動できる |
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接続可能人数 | 料金変更やオプションによっては最大3,000名まで参加できる |
通話可能時間 | サポートセッションの最長実行時間は、24 時間 |
料金 | 個人は、無料で利用できる Starter小規模チーム1名につき1490円 Plus中規模チーム1名につき1980円 Business大規模なチームおよび企業1名につき2980円 |
主な機能 | ・音声/ビデオ会議・テキストチャット・スケジュール設定 ・録音・録画・スライドショー・ファイル共有/送受信 ・オンライン上でのメモ書き |
Web会議のメリット・デメリット
社内でWeb会議を導入するにあたって、「Web会議でどんな効果が期待できるの?」と思っている方もいるでしょう。導入することでどのようなメリットやデメリットがあるのかご説明します。
メリット
Web会議では、会議室の用意が必要なくなるため、コストの削減や時間を有効活用できるといったメリットへと繋がっていきます。実地で集合する必要がなく、スケジュール調整が容易になる、という点も大きなメリットでしょう。
デメリット
一方で、映像と音声の品質や通信性、操作性にトラブルが生じることがあります。たとえば、パソコンやスマホの操作に不慣れな方であれば、「Web会議に参加できない」といったこともあるかもしれません。
そして、Web会議では、対面ほど細かなニュアンスを伝えられず、セキュリティなどの対策も必要となるため、一定の準備が必要です。
まとめ
Web会議ツールと一言に言っても、現在は様々なツールがあります。今回紹介しなかったもの以外にも多くのツールやサービスが展開されています。より便利になっていくツールを味方につけて、仕事の効率を上げていきましょう!
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