要注意!Flashを使用し、スマホ対応していないWebサイトはGoogleが警告表示
googleで検索をかけたとき、通常、検索結果画面の表示URL下にWebサイトに関する要約文が出ます。
この部分をスニペットと呼ぶのはみなさんもご存知の通りですが、たまにこの要約文が表示されず、何か注意書きのようなものが表示される場合があります。これはgoogleが出しているそのWebサイトを閲覧する際の注意書きのようなものです。
目次
恐怖のスニペット…
このgoogleが出すスニペットには、国や言語間でまちまちです。特に重要と考えているものについては、それらを問わず展開するのが彼らのやり口。
2年ほど前に、日本語による検索に対して検索結果に実装された機能ですが、Flash使用のページ、かつスマホ対応していないページに対し、スマートフォンからの検索結果でGoogleが警告を表示するという仕組みが導入されたんですね。
どんな表示になっているか一例をあげると
まずそのWebサイト名、その下に表示URL。ここまではほかのWebサイトと同じですが、その下に
Flashを使用。お使いの端末で動作しない場合があります。
試してみる | 詳細
という何とも親切な文言が。
なーんだ、ただの親切心じゃないか。大したことないわ。とお考えの方。
検索する立場になって考えてみてください。
ここだけほかの検索結果に出てきたWebサイトとは違う表示になっているんです。異物感を感じますよね。
通常の検索結果とは異なる表示形式に加え、サイト名から簡単にWebサイトへのクリックができません。ユーザーは、
試してみる | 詳細
このどちらかをクリックする必要があります。Webサイトへのアクセスを妨げる要素が満載ですから、結果、流入が極端に減るというわけです。いまだにWebサイトにFlashを使用していて、スマホ対応もしていないWebサイトを運営されている方は要注意ですね!
試してみる?
ちなみに「試してみる」をクリックした場合、Webサイトへアクセスできます。しかし、Flashが使われているため表示に失敗するでしょう。「このプラグインはサポートされていません。」という表示を目にするはずです。
「詳細」をクリックした場合、googleのヘルプページにリンクします。
https://support.google.com/websearch/answer/6024164?hl=ja
携帯端末での Flash に関する通知
このメッセージは、携帯端末では利用できない Adobe Flash プラグインがWebサイトで必要だと Google が判断した場合に、検索結果の下に表示されます。
■Uses flash message
このメッセージが表示される理由
Adobe が Android 搭載端末や iOS 端末上での Flash コンテンツの表示をサポートしていないため、ページが正しく読み込まれない場合があります。
■Webサイトにアクセスする
[試してみる] をタップしてWebサイトにアクセスします。
■エラーを報告する
このメッセージが誤って表示されたと思われる場合は、エラーを報告してください。
ヘルプにもなんにもなってない、ただ普通のことが書き連ねられているだけですが、それはそれとして…。
対策
そもそも、スマートフォンサイトやタブレットはすべてのブラウザにおいてFlash非対応になっています。2010年にiPhoneとAndroidがFlashをサポートしなかったことが始まりで、以下のような点が問題とされていました。
- HTML, CSS, JavaScriptなどのオープンなWeb標準にマッチしない
- セキュリティ/パフォーマンス上の問題
- スマートデバイスのタッチ操作に向いていない
Flashのセキュリティ上の脆弱性に関する記事を以前ご紹介しましたが、スマートデバイスにおける操作性の悪さもFlashが排除された原因と言われています。
PCサイトでもこのFlash排除の動きは継続していて、「Chrome」で「Flash」を無効化する計画を、2016年第4四半期までに実施するとのこと。
まとめ
現在、PCサイトをそのままスマートフォンサイトとして表示している場合、PCサイトでFlashを使っていたら恐ろしいことになります。
Flashを使わないようにWebサイトを修正しなければなりません。まあこの際だから、切り分けて、独立したスマホサイトを作るべき時に来ているのではないでしょうか。
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