これがロジカルシンキングのエッセンスだ
社会にいる人間は二つのタイプに分かれます。
感情的に生きるタイプか論理的に生きるタイプかです。
そして、世の中で成功しているタイプとは圧倒的に後者の人間が多いと思います。
その証拠に本屋のビジネス書コーナーに行くとロジカルシンキングの本がたくさん置いてあり、ビジネスマン、特に社会に出たばかりの若い人がこぞって買っていきます。
しかし、買ったのはいいものの、なかなか実践の場では本で得た知識を活かせないことが多いのではないでしょうか。
私も新卒1~2年目の時にロジカルシンキングの本を読み漁ったものの、読んだ時は理解しても職場ではうまく活かせず、結局上司には「論理的思考力が足りない」とよく怒られていました。
そもそも、なぜ活かせないのでしょうか?
それはどう活かせば良いかイメージできなかったからです。
どういう場面で使用すべきなのかわかっていなかったから、いつまでたっても「論理的じゃない」自分から脱することができませんでした。
そして、私と同じように活かせる人がなかなかいないから、世の中の本屋さんにはいつまでたってもロジカルシンキングの本がたくさん置いてあり、それらを買う人がたくさんいるのでしょう。
「世界一やさしい 問題解決の授業」という本はロジカルシンキングを実践形式で学べる本です。
算数の教科書の例題のように問題が出され、課題解決までのプロセスが口語調で記載されてあるので、イメージしやすいです。
この本に書かれてあることはロジカルシンキングでよく使う「ロジックツリー」(この著書では「分解の木」)や、「マトリックス分析」について使用方法、使用場面を踏まえて、解説されています。
そして、職場でもこの二つの手法を使いこなせると一気に「仕事できる人」に変身することができると思います。
私も「ロジックツリー」と「マトリックス分析」を使いこなせるようになってから、仕事のスピードもアップし、自分の主張が上司に通るようになりました。
「ロジックツリー」を使い、今ある課題を因数分解できるようになると一見難しそうな課題も要素を小さくすることによって、一気に解決の糸口が見えるようになってきます。
また、「マトリックス分析」を使用することによって、アクションプランの優先度が可視化され、効率よくアクションができるようになります。
そして、この二つができることによって、課題が客観的に表現することができるようになるので、上司に援軍を頼みたい時もスムーズに話が進めることもできます。
仕事ができる人とはこのロジカルシンキングの手法をベースに仕事を進めている人が多いです。
そして、このロジカルシンキングとは天性のものではなく、この思考を習慣化させることによってできるようになるとこの本では記載されています。
あくまで、この本は算数の教科書のように、できなかった人をできる人にするための本です。
算数で出てきた公式を何度も練習問題を解くことによって公式を覚えたように、ロジカルシンキングも公式を覚え、この本で練習問題を解くことによって、公式が頭に叩き込まれ、実践の場でも使えるようになります。
私も基本の性分は感情的に突っ走るタイプではあるものの、仕事においては「ロジックツリー」と「マトリックス分析」が使えるようになって、大分落ち着いて仕事ができるようになりました。
そして、仕事のやり方だけでなく将来の夢に対してもこの手法を用いることによって、一歩ずつ、自分の夢にも近づけられるようになったと思います。
どんな大きな課題でも、「ロジックツリー」を使えば実現可能性のあるところまで要素を分解することができるし、また、分解することができると、課題解決までの道筋もイメージすることができます。
イメージすることができて、初めて現実にすることができます。
そして、道筋がイメージできたら、アクションプランを「マトリックス分析」で優先付けすることができます。そうすると効率よく生きることができ、「仕事ができる人」さらに「成功者」としての人生へと近づけるのでしょう。
「仕事ができる人」になりたい、「成功したい」と思っている人でロジカルシンキングが足りないと思っている人がいるなら、まずは「世界一やさしい 問題解決の授業」の本を読むことをオススメします。
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「世界一やさしい 問題解決の授業」
渡辺健介(ダイヤモンド社)
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