不正なWebサイトにアクセスして個人情報漏洩を盗まれないように、Google Safe Browsingを利用しよう!
Google Safe Browsingって何のことかご存知ですか?
Google Safe Browsing(Googleセーフブラウジング)とは、Googleが提供している、マルウェアに感染したページや不正なWebサイトにユーザーがアクセスしようとしたときに、警告を表示する仕組みです。
つまり、安全ではないWebサイトを特定し、ユーザーやウェブマスターに知らせて、フィッシング詐欺やウイルス感染、アカウントの乗っ取りなどのリスクから保護するために提供されています。
安全ではないWebサイトとはどんなWebサイト?
ではどういったWebサイトから守ってくれるのでしょうか。それには安全なWebサイトとそうでないWebサイトの区別が必要です。
そもそも安全ではないWebサイトとはどんなWebサイトかというと、次の2種類に分類できます。
1.不正なソフトウェアサイト
ユーザーがWebサイトにアクセスし、利用することでユーザーのパソコンに不正なソフトウェアを勝手にインストールさせてしまうWebサイト、これを不正なソフトウェアサイトと呼びます。
こういったWebサイトでは、悪質な意図を持ったハッカーがこのソフトウェアを使用して、ユーザーの個人情報や機密情報を取得し、転送する恐れがあります。
2.フィッシング サイト
実在する金融機関や企業などを装い、あたかも正当なWebサイトになりすまし、ユーザーを欺いた上で、ユーザー名、パスワード、口座番号や暗証番号、クレジットカード番号の入力をさせ、情報を盗み出します。こうして得た個人情報は共有され、使いまわされることもあります。
よくある例は、銀行やオンラインストアなどのなりすましWebサイトです。
最近ではこれら以外にも、Webサイトにあるボタンをクリックしただけで契約が成立したように見せかけ、多額の料金を請求する「ワンクリック詐欺サイト」や、偽のソフトウェアをインストールさせてしつこく購入を迫る「偽ソフトウェア配布サイト」などが多くみられるようになってきました。
表示される警告とは
このような不正なホームページにアクセスしようとする場合、表示される警告には3つの種類があります。
「アクセス先のWebサイトで不正なソフトウェアを検出しました」
Webサイトにアクセスしたら不正なソフトウェアが勝手にインストールされちゃうかも、と言う警告です。
「偽のWebサイトにアクセスしようとしています」
これは、アクセスしないほうが良いWebサイトです。行った先はフィッシングサイトで、情報が盗まれる可能性が大ですよ、と言う警告です。
「アクセス先のWebサイトには有害なプログラムがあります」
これはアクセスしたらウイルス感染するかもしれませんよ、という警告です。
このような警告が表示されたら、Webサイトにはアクセスしないことをおすすめします。
「サイトステータスツール」とは
また、GoogleはGoogleセーフブラウジング機能以外にも、URLを入力するだけでホームページが安全かどうか判断してくれる「サイトステータスツール」を提供しています。
では早速やってみよう「サイトステータスツール」
https://www.google.com/transparencyreport/safebrowsing/diagnostic/?hl=ja
たとえばヤフーで試してみましょう。
https://www.yahoo.co.jp/
URLを入れて、検索と。
はい!すぐに出ました。
問題ないWebサイトには下記のメッセージが表示されます。
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「安全ではないコンテンツは見つかりませんでした」
サイト情報
この情報の最終更新日は 2017年5月16日です。
サイトの安全性は時間の経過とともに変わることがあります。更新情報を随時ご確認ください。
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まとめ
Webサイトを辿っていくと必ずたどり着く、わけのわからないWebサイトや、普段アクセスすることのないよく知らないWebサイトにアクセスする前に、このサイトステータスツールを使用して、そのWebサイトが安全かどうか事前確認しましょう。そうすれば個人情報漏えいのリスクも減り、パソコンがウイルスに感染するリスクも減っていくはずです。
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