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うっとうしい広告はChromeで表示しなくなることを Googleが決定

2017.07.28 Posted by

binocularsWebサイトの閲覧には広告がつきものです。ただ、中には”やり過ぎ”な広告があるのも事実。
そんなうっとうしい広告をCromeで非表示にする。そんな発表をGoogleが行いました。
今回はどんな広告が”うっとうしい”とされ、非表示の対象となるのか説明します。

Googleはなぜ広告の非表示について発表したのか

最近ではAd blockerなど、Webページ上に表示される広告を強制的に非表示にできるアプリが増えてきています。
みなさんもスマホにこういったアプリを入れて、サイト閲覧を快適にしている方もいるのではないでしょうか。
今回Googleが発表したのは、アプリで広告の表示を制御するやり方ではなく、ユーザーにとって有害とされる広告を掲載しているWebサイトに対して、Chromeのデフォルト機能により、広告を一切表示しなくなるようにするというものです。
なので、ユーザー側は、ブラウザの設定をいじる必要もなく、より快適にサイト閲覧を楽しめるようになります。
なぜこんな機能を入れるのかですが、ユーザーの体験を損ねる広告が増えてきている背景があげられます。ユーザーの体験を損ねるとは、サイト閲覧の際に広告によって不快に思ったり、ストレスを感じたりすることを指します。
Webサイトに入った瞬間、大きな音で再生が始まる動画広告など、不愉快な広告を目にしたことがある人もいるかもしれませんが、まさにああいった広告を非表示にさせようという動きなのです。

「Better Ads Standards」という広告標準を策定

ところで欧米では「Coalition for Better Ads」という団体が組織されています。この団体は広告を見ている人、つまりユーザーと広告発行者つまり企業の双方によって、より良いオンライン広告を作っていきましょう、といういわば調整役の組織です。
Coalition for Better Adsが目指しているのは、よりよい広告体験の実現と、消費者に受け入れられる広告の改善です。それで彼らはネット広告のうっとうしい広告をなるべくなくしていくため、「Better Ads Standards」という広告標準を策定しました。
Better Ads Standards とは要するに、広告の出稿規約みたいなものです。規約と言うのは言い過ぎかな、共通の約束事みたいなものといったらいいでしょう。

「こういった規則に基づいて広告を掲載しましょう。そうすることで、ユーザーに嫌な思いをさせることはありません。」という広告の作成・運用に際しての自主ルールをみんなで共有し、一緒に仲良くやっていきましょう!という感じです。
facebookページもあるので見てみてください。
https://www.facebook.com/CoalitionforBetterAds/
もちろん英語です…。

Google は、この「Coalition for Better Ads」に参加していますから、なんでもかんでも広告を行け入れてよい立場にはないので、Better Ads Standards に準拠する広告を掲載するWebサイトを増やし、反対に準拠していない広告を掲載するWebサイトを減らしていくという狙いがあるようです。

どのような広告が準拠していないとされるのか?

ではざっくりとではありますが、どんな広告が非表示になってしまうのか、一緒に見ていきましょう。

-ポップアップ広告(Pop-up Ads)
ポップアップ広告は、ページを見ようとしたときに、ページに被さるように強制的に出現する広告です。
ページの内容を見たいのに、うわ、いきなり広告かよー(怒)ってなるアレです。
モバイル検索での評価を下げる、インタースティシャル広告も対象です。

-音声とともに自動再生する動画広告
(Auto-playing Video Ads with Sound)
ページを開くと同時に大きな音を出しながら表示される広告です。
慌ててボリューム下げて冷や汗をかくアレ。
ただこちらは、明らかにユーザーが驚くであろう”ギミックを持った広告”が対象になるので、ちょっと基準がわかりにくいかも。

-プレスティシャル カウントダウン広告
(Prestitial Ads with Countdown)
「コンテンツに移動するまでにあと〇〇秒」のように、
一定時間広告を見たあとにコンテンツを閲覧できるようにする広告。
Youtubeのカウントダウン付き動画広告のページ版のようなイメージですが、Youtubeのインストリーム広告は対象とならないのでご注意を。

-大きなスティッキー広告
(Large Sticky Ads)
ページをスクロールしても、ついてきて画面上から消えない広告が対象。これウザいっス。

-高さがスクリーンの30%を超えている広告【スマホのみ】
(Ad Density Higher Than 30%)
画面を大きく占領する広告ですね。デケエよ、ジャマだよ、なんだよコレ、的なやつです。

-フラッシュアニメーション広告
(Flashing Animated Ads)【スマホのみ】
色がチカチカ切り替わって点滅する広告。
※フラッシュは Adobe の Flash ではありません。
フェイスフラッシュのフラッシュです。

-ポストスティシャル広告
(Postitial Ads with Countdown)
プレスティシャル広告とは逆で、広告を消すために「閉じる」をタップしてから数秒待たせた後、メインコンテンツにようやく移動できるようにする広告。これはイラつきますね。

-フルスクリーン スクロールオーバー広告
(Full-screen Scrollover Ad)【スマホのみ】
ページをスクロールすると、コンテンツに覆いかぶさるような形で出現する広告。1ページをまるまる覆い尽くすものが対象。
見たことがある広告があるかもしれません。またたとえGoogleの広告であっても、例外とならないみたいですよ。

まとめ

自分が運用しているWebサイトに、上記のような広告が掲載されていないか確認したい!そんなとき便利なツールがあります。
Search Consoleに「Ad Experience Report」という名前で追加されていますので、念のため確認しておきましょう。

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