Google求人検索機能「Google for jobs」リリース
人生のうち、誰にでも仕事を変える機会は一度や二度ありますが、そんな時利用するのが求人情報を掲載している転職専門サイト。
会員数が何百万人もいる○○ナビから、工場・製造業専門、エンジニア専門など特定の職業に限定した転職サイトなど大小さまざま。
だいたいの人はザックリ条件で転職サイトを片っ端からバーっと検索して、出てきた求人票に目を通し、雰囲気合わなそう、ブラックっぽい、給料安っ、と繰り返してるんじゃないでしょうか。
はっきり言うと、時間のムダ、効率も悪いです!
はい!そこでご紹介したいのは当社が新しく立ち上げた転職情報サイト…ではなく、「Google for jobs」です。
目次
「Google for jobs」とは
今回ご紹介したいのはGoogle社のサービスです。
その名も「Google for jobs」
今年の5月にアメリカで先行リリースされました。
使い方は簡単。
Googleの検索機能と同様に、検索ボックスに探したい仕事を入力するだけ。すると求人情報が検索結果にハイライトして表示されるというもの。
これだけじゃただの仕事検索だよね、と思いますよね。「Google for jobs」ではGoogleアカウントと連携しており、機械学習によって、検索した人の求人情報をまとめて、希望条件や経験、職務レベルにマッチした仕事をピックアップしてくれるって言うんですからオドロキです。しかも、通勤時間まで勝手に割り出して表示してくれるんですって。
それに、仕事内容だけでなく仕事のポジションや勤務先、勤務体系などでフィルタリングも可能になるみたいです。
「Google for jobs」は求人サイトではない
「Google for jobs」は求人サイトではなくて、あくまでも各求人サイトが掲示している情報をクロールし、とりまとめて検索結果に表示するというサービスです。
Googleを介して求人内容へ応募するものではないとのことですが、リンクをクリックすれば転職サイトが公開している求人に応募できますので便利ですよね。
イメージとしてはフライトの検索と料金チェック、予約のためのリンクを表示するGoogle Flightsに近いと思います。
「Google for jobs」のリリースによる影響とは
Googleがスゴイのは既存の転職情報サービスの概念をサラッとクールに捻じ曲げちゃうところ。
この検索機能のリリースにあたっては、5/18の情報リリースを受けた形でリクルートホールディングスの株価が下落しましたし、先行して各企業サイトの求人内容をクロールした検索エンジンを提供している(米)Indeedなどに悪影響があるのではという懸念が広がっています。
「Google for jobs」は現状では米国のみの対応で、順次世界対応される予定です。日本への反映時期は不明ですが、すでに求人サイトを運営している方は、提供開始後、なにかしらの対応が必要となると思われます。
「Google for jobs」が採用の形を変える?
Googleがこの「Google for jobs」をどのようにマネタイズしていくのか、今一つわかりませんが、求人を出す企業側としたらマイナス面、プラス面と両方あると思います。メリットとしては求人情報がクロールされることで、従来のオーガニック検索や転職サイトでの検索結果画面だけでない、第三の求人露出ができることではないでしょうか。しかもその露出はユーザーの転職先の検索意図+機械学習によるユーザーに寄り添った情報なので、求職者とのより深いマッチングが期待できなくもありません。
まとめ
今のところ「Google for jobs」のリリースは採用コストを抑える可能性を持ったサービスと考えてもいいかもしれませんね。
リリースされ次第、早速使い倒して機能を把握しましょう!
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