古いGoogleAnalyticsタグ使ってない?いつ計測できなくなってもおかしくないです
※2023年9月29日追記
Googleアナリティクスは2023年7月からGA4(Google Analytics4)へ移行しました。GA4の概要についてはこちらをご覧ください。
「Google Analyticsってさあ、結局必須だよね。4年くらい前に新しいECサイト立ち上げて運用してるんだけど、分析ツールってAnalyticsがあれば良くて、いろんな数字が取れるから便利なんだよ。今後も何も変えずにこのまま使い続けたいね」
と、知人との会話でAnalyticsの便利さを吐露したとあるECサイトのオーナー。
一見問題なさそうなこの発言の中に、ひとつだけ超危険な発言があります。
さて、それはどこでしょう?
(答えは一番下にあります)
新タグ「gtag.js」の登場
先月最新のタグとして「gtag.js」がGoogleから発表されました。
近いうちにこのタグがトラッキングコードとして主流になると予想されます。
そうなると、古いタグは利用できなくなる可能性が高くなります。
現段階で存在するGoogleAnalyticsのタグは大きく分けて4種類です。
古い順に
「urchin.js」(標準のアナリティクス)
「ga.js」(標準のアナリティクス)
「analytics.js」(ユニバーサルアナリティクス)
「gtag.js」(ユニバーサルアナリティクス)
正式版としては「analytics.js」が最新です。
いわゆるユニバーサルアナリティクスとされるもので、これがリリースされたのは2014年の4月です。
当時はそのリリース時に、それ以前のタグのサポートは最大で2年とアナウンスされていました。
ということは単純計算すると2016年4月にはサポートを終了していたことになります。
旧タグはすでに使えなくなっている?
実際にいつまで旧タグをサポートするのか、他のブログで実際にGoogleに問合せている方がいました。
その方の情報ですと、「2016年2月9日時点」で、旧GoogleAnalyticsタグのサポートは完全に終了しているとの返答があったとのこと。
この方は2016年の2月9日に問合せをして上記の返答をGoogleから受け取っています。
そこから1年半近くたった現在、実際に旧GAタグ動いているのかというと弊社が確認した限り、動いています。
あれ?なんだ動いているじゃん。じゃあそのまま使っちゃおう!と思う方もいるかも知れませんが…Googleが完全に終了すると言ってから1年半もたっている事実を忘れてはいけません。
明日あさってには動かなくなる可能性もあるのです。
タグがいつ無効になるか、このまま継続されるか。どう考えるかはあなた次第です。
今は計測できているかもしれないが、いつ計測できなくなってもおかしくない状況であることには変わらないのです。
加えてこの新しいタグが発表されたという確かな現実があります。
「gtag.js」の発表を機会に、旧タグの完全無効化が施行されるなんてこともありえます。
早急に旧GAタグを利用している人は新しい「analytics.js」(gtag.js)に
切り替えた方が良いでしょう。
ユニバーサルアナリティクスへの切り替え方法
切り替えの方法はこちらを参照してください。
「ユニバーサルアナリティクスアップグレードセンター」
ユニバーサルアナリティクスに関する説明
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ユニバーサルアナリティクスは、Googleアナリティクスの新しい運用基準です。しかし、多くのWebサイトやアプリケーションでは、古いトラッキングライブラリを使用してGoogleアナリティクスにデータを送信しています。
AndroidやiOS向けのanalytics.jsや最新のモバイルSDKなどのユニバーサルアナリティクストラッキングライブラリを使用するようにアップグレードすることを強くおすすめします。
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移行の際は、アナリティクスの管理画面でバックグランドをユニバーサルアナリティクスにアップグレードし、ページに実装しているタグを新しいタグに切り替えましょう。
まとめ
ちなみに今使っているタグは新しいのか古いのか分からない方。
見分け方は簡単です。
ページのソース内にあるタグの中に〇〇.jsと書かれている部分、ここがga.jsになっている場合は旧GAタグです。サイト運用の担当者はすぐにサイト管理者へ問合せをしましょう。
問題の答え:何も変えずにこのまま使い続けたい
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