被リンクでページ評価が分散!?リンクジュースとは
SEO対策において被リンクは、大切な要素のひとつになっています。しかし被リンクの重要性は知っていても、リンクジュースまでは意識していないというWeb担当者も多いのではないでしょうか。
リンクジュースによるSEO効果は、どうすれば高めることができるのでしょうか。今回は、リンクジュースとはいったいどのようなものなのか、どういった対策が有効になるのかについて解説していきます。
目次
SEOの基本!被リンクはページの評価を高めるために重要
「リンクジュース」について解説する前にSEOの基本に立ち返り、被リンク(そのページへの外部サイトからのリンク)がなぜSEOにおいて重要なのかおさらいしましょう。
優良なコンテンツであれば、ユーザーは「このページを他の人にも見て欲しい!」と思い自分のサイトにリンクを設置して紹介してくれることがあります。SEOにおいては、被リンクはいわば「投票」のような意味を持ち、検索エンジンがページを評価する際の重要な指標となります。
ここで言及する被リンクとは自社のWebサイトではなく外部サイトに設置されるリンクのことで、被リンクの数は検索順位に影響を与えることがわかっています。
かといって単純に被リンク数が多ければ良いのか、といえばそうではなく量よりも質が大事とされています。いわゆるサテライトサイトやリンクファームなどからリンクを張り巡らせても意味はなく、検索エンジンが「優良である」と評価したサイトからの被リンクにこそ価値があるのです。
そのため、被リンクの本数も大切ですが、リンクを貼ってもらっている外部サイトの品質もSEOに影響を与えています。
リンクジュースでページ評価が分け与えられる
リンクジュースとは、リンクを貼った外部サイトに対して自サイトの評価を分け与える仕組みであり、そのSEO効果を意味します。
たとえば、検索エンジンから非常に高く評価されているWebサイトに自社のサイトへのリンクが貼られた場合、自社のWebサイトは優良なリンクジュースを受け取ることができるため、Webサイトの価値が向上し、検索結果で上位表示しやすくなります。
どれくらいリンクジュースを受ければ良いと数字で決まっているわけではありませんが、やみくもに被リンク数を獲得すれば良いというわけではなく、リンク元のWebサイトの質が非常に重要になってきます。
リンクジュースで相対的に自サイトの評価が下がる?
リンクジュースでリンク先のページへ自サイトの評価が分け与えられるのであれば、その分自サイトのページランクが下がってしまうのでは?それなら外部リンクは貼りたくないな・・、と思う方もいらっしゃるでしょう。
そのような場合にはリンク属性「nofollow」を使用することによって、自サイトとリンク先のサイトとを関連づけないよう検索エンジンに伝えることができます。そうすることによって、リンクジュースの受け渡しを無効化できます。
nofollowの記載方法は、次の2つの目的によって異なります。
【ページ内に記載されているすべてのリンクに適用する場合】
metaタグ内に下記の記載をしてください。これでページ内に記載されたリンクは、すべてリンクジュースが無効化されます。
<meta name=”robots” content=”nofollow” />
【特定のリンクのみに適用する場合】
<a>タグ内に下記の記載をしてください。これで、特定リンクに限定して適用することができます。
<a href=”http://example.com” rel=”nofollow”>アンカーテキスト</a>
重視すべきはユーザーの利便性とコンテンツの信頼性
Googleが掲げる10の事実に「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」があります。これをリンクジュースに当てはめて考えてみると、優良なコンテンツであれば自ずとユーザーの支持(被リンク)を集め、結果的に優良で検索キーワードとの関連性の高いページが上位表示されると言えるのではないでしょうか。
最初にSEOありき、ではなくユーザーにとって有益で利便性の高いコンテンツが作られているか、また、情報はきちんと裏付けがあり信頼性が担保されているかが求められています。
そして、昨今GoogleはWebサイトに公開されたコンテンツに対して、専門性や権威性、信頼性を求めるようになっています。そのため、改めてユーザー視点に立って、Webサイトの利便性やコンテンツの信頼性について見直していく必要があります。
まとめ
外部サイトに自社のWebサイトのリンクを貼ってもらうことで、外部サイトから送られるSEO効果はリンクジュースと呼ばれていると説明しました。有効なリンクジュースを得るには、Googleが推奨するコンテンツの作成が必要となります。
他社で公開されている記事をリライトしているばかりでは、リンクジュースによってWebサイトの評価を高めるのは難しいでしょう。被リンクによる効果や価値を高めるためにも、社内におけるコンテンツ制作の在り方や情報発信の仕方について見直してみてはどうでしょうか。
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