サイテーションとは?ローカルSEO・MEOへの効果を解説
2022.02.17 Posted by minagawa.h
ローカルSEO対策やMEO対策を行っていると、サイテーションが検索順位へ一定の影響を与えていると聞いたことがありませんか。サイテーションは、被リンクと同じ言葉と思われがちですが、明確な違いがあります。
また、サイテーションにはさまざまな種類があり、状況に応じて対策が異なります。今回は、サイテーションと被リンクとの違いや代表的な種類、本当にSEO効果があるのかについてわかりやすく解説していきます。
目次
サイテーションとは、ローカルSEOにおける重要性
サイテーション(Citation)とは、日本語で「引用」の意味です。SEO・MEOにおいては、他のWebサイトやSNSで自社の会社名やサービス名がどれだけ言及されているかを指します。
つまり、Webサイトや、Twitter・Facebook・YouTubeといったSNSの中で、会社名やサイト名、電話番号などがテキストで書かれることをサイテーションといいます。
サイテーションと被リンクの違い
サイテーションは、よく被リンクと同じものであると思われがちです。しかし、被リンクとは、その名の通りリンクのはられたものを指します。それに対してサイテーションは、リンクなどはなく「テキスト」で言及されているものです。
被リンク:
ウェブラボ株式会社
サイテーション:
ウェブラボ株式会社
そのため、サイテーションと被リンクでは、リンクの有無という点に大きな違いがあります。サイテーションは、言及されるだけで有効な対策となるため、被リンクによる対策よりは簡単といえます。
実際のサイテーションの種類
サイテーションとして認識可能なものにはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、サイテーションの代表的な3種類をご説明します。
【名前(サイト名、会社名、個人名など)】
例:ウェブラボ株式会社
【住所・電話番号】
例:東京都新宿区四谷4丁目33?2 マーキュリースクエア 4F
例:03-5366-3277
【URL】
例:https://www.weblab.co.jp/
サイテーションってSEO効果があるの?
実はサイテーションには、SEO効果があります。Googleからは、次のように言われており、SEOの中でも「ローカルSEO」や「MEO」に影響のある要素と言われています。
【視認性の高さ】
視認性の高さとは、ビジネスがどれだけ広く知られているかを指します。ビジネスによっては、オフラインでの知名度の方が高いことがありますが、ローカル検索結果のランキングにはこうした情報が加味されます。たとえば、有名な博物館、ランドマークとなるホテル、有名なブランド名を持つお店などは、ローカル検索結果で上位に表示されやすくなります。ビジネスについてのウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も視認性の高さに影響します。Google でのクチコミ数とスコアも、ローカル検索結果のランキングに影響します。クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ランキングが高くなります。ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、検索エンジン最適化(SEO)の手法も適用できます。
引用:https://support.google.com/business/answer/7091?hl=ja
サイテーションを増やすには?
ローカルSEO対策やMEO対策による効果を高めるには、サイテーションを増やしていく必要があります。どうすればサイテーションを増やすことができるのか、有効な対策法をご紹介します。
認知されるために、サービス名・サイト名はわかりやすく
素晴らしい商品やサービスでも、記憶に残りづらい名称であれば、サイテーションを増やしていくのは難しいでしょう。「名称を覚えづらい」と思うのなら、思わず口ずさみたくなるサービス名やサイト名となるよう見直してみましょう。
NAPを統一しよう
NAP とは、次の頭文字にて形成された言葉です。
- Name(社名・サービス名)
- Address(住所)
- Phone(電話番号)
ユーザーから認識されているサービス名や会社名が、Webサイトでの表記とSNSに掲載されている情報とで違うと、サイテーションと認識されなくなってしまいます。
Webサイトでの表記や、SNSに掲載されている情報、そしてGoogleビジネスプロフィールのNAPを統一して、正しく認識してもらえるようにしましょう。
会社名が統一されていない例
- ウェブラボ株式会社
- Weblab株式会社
ブログ・SNSでユーザーに言及してもらう仕組みを作る
ブログやSNSは、サイテーションを増やす手段として非常に効果的です。たとえば、SNSボタンを設置したり、SNSで拡散されるよう促したりすることは、ユーザーに意図的に言及してもらうための仕組みとなるでしょう。
例:
Twitterで「#店舗の名前」でレビューを投稿したお客様に、次回のお食事を2割引きにします
自サイトのSNSページを作成して、自ら言及する
自サイトのSNSページを作成して、自ら言及するという方法も有効です。
また自サイトのSNSがあれば、SNSでのキャンペーンを行えるので、ユーザーがサービス名を言及する機会を増やすことができます。
ウェブだけでなく雑誌や広告で認知度を上げる
サイテーションは、ウェブ以外にも雑誌や広告で認知度を上げることで増やせます。一定の予算が必要となりますが、非常に即効性のある方法といえます。
ユーザーにSNSで言及されるよう質の良いサービスを提供する
ユーザーから自発的に言及されるには、当たり前ですが質の良いサービス、もう一度リピートしてもらえるようなサービスを提供することが重要です。
まとめ
サイテーションによるSEO対策は、覚えやすい名称を考え、自然と情報を拡散してもらえる仕組みやキャンペーンを考えていくのがよいでしょう。
効率良くサイテーションを増やしている会社を見つけたら、参考にしてみましょう。
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