最も重要なSEO対策は、コンテンツを充実させること
未だに結構多くの人が、SEOには裏技みたいなものがあって、それを実施することで、上位表示が可能だと思っています。
確かに、内部リンクを増やしたり、キーワードを埋め込んだりすることで、コンテンツはそのままに、今までよりも順位を上げていくことは可能です。
しかし、それだけで必ず1位を獲得できるほど、甘くもないのです。
私は、タイトルにもある通り、最も重要なSEO対策は、コンテンツを充実させることであると認識しています。
同じテーマの2つのWebサイトがあったとします。
10ページしかないWebサイトより、100ページあるWebサイトの方が上位に行きやすいです。
これは、そもそもの検索エンジンの目的を考えれば当たり前のことです。
GoogleやYahooにとって、小手先のSEO対策などで情報の薄いサイトが情報の濃いサイトよりも上位に行くことは、検索エンジンそのものの評価を落とすことになりかねません。「やっぱりGoogleより○○の方が使える」という評価は、優秀な検索結果に広告を連動して展開しているGoogleにとっては死活問題です。
なぜ、Googleは世界1をとった今ですら毎週のようにアルゴリズムの改善を行っているのでしょうか?
もし、一時的に小手先のSEO対策で上位に行けたとしても、それは長続きはしないのです。
それに、これからの検索エンジンは、間違いなくパーソナライゼーションの方向に向かっていくでしょう。
(参考記事:https://www.weblab.co.jp/blog/2007/04/20070423.html)
さらに最近では、SNSで生成される「ソーシャル・グラフ」にもとづいて、商品販売をレコメンドしていくというような取り組みも、米国では既にはじまっています。「ソーシャル・グラフ」とは、“人と人との関係を表わす相関図”のことです。単純な例でいうと、「類は友を呼ぶ」という言葉がありますが、AさんがZ社の洋服を買ったから、その友達のBさんも買う可能性が高い、だからBさんにもZ社の洋服をレコメンドする広告を出す、ということです。
つまり、ユーザーによって、同じキーワードを入れても、検索結果が異なる時代がもうすぐそこに来ているということです。
その時、どういうサイトが多くのアクセスを獲得しているでしょうか?
それは、ユーザーから支持されるサイト、ユーザーにとって有益なサイトであることは想像に難くありません。
もちろん、きちんとしたSEO対策を行うことは外せません(損をするので)。
ただ、過剰にSEOへ期待して貴重な予算を浪費するのであれば、1位表示足るだけのコンテンツをきちんと拡充していくことが、確実に将来への資産となるのです。
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