SEOの無料ツール10選【2023年最新版】|初心者も手軽に使える
2023.02.16 Posted by takahashi.r
Webサイトの集客力や売り上げは、SEO対策ツールを使用することで、効率的かつ効果的に行うことができます。逆に、SEO対策の無料ツールを利用しなければ、Webサイトの分析・改善がおろそかになり、効果的なWebサイトの運用は難しいといえるでしょう。
今回は、SEO対策初心者の方に向けて、有意義なSEO対策の実現に役立つ無料ツールをご紹介します。それぞれの特徴やメリットを理解して、Webサイトの運用目的に合ったツールを是非利用してください。
目次
SEO分析ツール
まずは、Googleが無料で提供しているSEO分析ツールについて、その特徴をご説明します。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスは、【Webサイト内のユーザーの行動】を分析するためのツールです。そのため、どのページが良く見られていて、ユーザーがどのページを最後にWebサイトから離脱してしまうのかに加えて、年齢層や地域、デバイスまで確認できるので、目標達成に向けたWebサイト改善に役立ちます。
※現在Googleアナリティクスは、Googleアナリティクス4への移行準備が進んでおり、現行のユニバーサルアナリティクスは2023年6月まででサービスを終了してしまいます。新しいGoogleアナリティクス4については、以下の記事をご参照ください。
次世代GA4(Googleアナリティクス4) ~ 基本の理解
https://www.weblab.co.jp/blog/staff/marketing/12776.html
Google アナリティクス 4と今までのGAとの違い
https://www.weblab.co.jp/blog/column/webmarketing/12802.html
Google Search Console
Googleアナリティクスは、Webサイト内のユーザー行動を分析するツールであることに対してGoogle Search Consoleは【ユーザーがWebサイトに流入するまで】について分析することができる便利なSEO調査ツールです。
どんな検索キーワードで、どのくらいのユーザーが流入しているか。また、どのような検索結果でどの検索キーワードで何位に表示されているか、Googleから何かしらのペナルティを受けている場合にも把握することができるなど、Webサイトの各ページ単位でGoogleからの評価を確認することもできます。
そのため、検索結果でのWebサイトの検索パフォーマンスを知るためには、このツールはなくてはならないものとなっています。
Googleトレンド
Googleトレンドとは、どのキーワードがどのタイミングで注目されているのか、注目度とその推移が確認できるSEOツールです。キーワードにおける人気度から、世の中の具体的な流れを読み解けます。
Googleトレンドは、Googleの検索エンジンのデータベースをリアルタイムで参照しているため、データとしての正確性が高く、24時間以内などタイムリーな結果を確認することができます。そのため、記事やコンテンツの方針を決める際に役立つため、積極的に利用していきましょう。
ラッコキーワード
ラッコキーワードは、Google、Bing、YouTubeなどで検索されているキーワードを確認できる検索候補を調査するためのツールです。そのため、関連ワードや複合キーワード、サジェストワードやキーワードの注目度の動向も確認できるのはもちろん、【見出し抽出機能】で上位表示されているWebサイトの見出し構成や文字数などが確認できます。
他にも競合サイトの見出しを一括で確認できるので、キーワードごとのユーザー検索意図を把握するのに役立ちます。
検索順位チェッカー
検索順位チェッカーは、5つのキーワードのGoogle、Yahoo、Bing検索順位を簡単に確認できるツールです。登録不要で、その場ですぐに検索順位を確認したい、日々の検索順位の確認を手軽に行いたいときに非常に便利です。
そのため、検索順位チェッカーを利用すれば、上位表示させたいキーワードで上位になっているのかを簡単に調べられます。それ以上に細かく検索順位計測を行いたい場合は、有料ツールとして【GRC】がおすすめです。料金が安く、SEO初心者でも非常に扱いやすいです。導入方法の概要は、次のとおりです。
GRCライセンス購入・登録方法|おすすめ設定も完全図解【初心者向け】
https://hinakira.com/grc/
SEOテストツール
新しく機能やコンテンツを増やしたら、問題がないかテストを行いましょう。次に、SEO対策に役立つテストツールをご説明します。
PageSpeed Insights
PageSpeed Insightsは、Webサイトのページの読み込み速度などを数値化し、改善点を確認できるツールです。Googleが無料提供しており、URLを入力するだけで簡単に利用できるため、多くの人がSEO改善に役立てています。
SEO上、【Webサイトの表示速度】は、検索結果の順位を左右する重要指標の一つとなっています。具体的な表示速度対策については、弊社のコンテンツをご参照ください。
ホームページ表示速度対策の必要性と改善方法
https://kansai.weblab.co.jp/blog/website/sitespeed/
リッチリザルトテスト
リッチリザルトとは、検索キーワードに対して、ページタイトルやディスクリプションなどの通常情報のみではユーザーの検索意図に対して不十分な際に、検索結果に表示する追加情報のことです。
最近、検索結果で質問が一覧になっている項目を見ることはないでしょうか。クリックすると、質問への回答が表示される仕組みで、それをリッチリザルトといいます。リッチリザルトは、簡単に実装でき、検索結果へ表示する情報量が増えるため、クリック率向上につながることが期待できます。ぜひ、一度リッチリザルトに対応しているか、テストしてみてください。
Google Chromeプラグイン
次に、SEOの改善に役立つGoogle Chromeプラグインをご説明します。
LightHouse
LightHouseは、Webサイトのパフォーマンスを簡単にチェックできる分析ツールです。集客力のあるサイトを作成するうえで役立つ改善点や具体的な課題が提示されるため、改善に向けてのアクションを知るうえで非常に役立ちます。
SEO META in 1 CLICK
SEO META in 1 CLICKは、クリックするだけで次のSEO情報をチェックできます。
- タイトル
- ディスクリプション
- imageタグのalt設定
- 見出しタグ
- SNS情報
など
これによって、上位表示しているサイトは、どのような特徴があるのかを簡単に知ることができます。
Web Vitals
Web Vitalsは、Googleが公開している拡張機能で、コアウェブバイタルにおける3つの指標を簡単にチェックできます。Core Web Vitalsとは、Googleが2021年5月より検索結果のランキング要因として定めているWebサイトの健全性を示す重要指標の一つで、以下の3つの中心要素があります。
- LCP(Largest Contentful Paint )…ページの読み込みが開始され、最大コンテンツが表示されるまでの【ページの表示速度】や【読み込みのための時間】を評価するための指標
- FID (First Input Delay) …サイトの【インタラクティブ性や反応速度を測る指標】でリクエストが素早く処理されるかを評価するための指標
- CLS (Cumulative Layout Shift) …ユーザーが操作しようとした際に、テキストやビジュアルがどれだけ動いたかを示す誤操作のリスクを評価するための指標
まとめ
SEOの分析ツールといっても、無料で公開されているものがたくさん存在します。一度にすべてを使って調査することは大変かもしれませんが、機能の特徴を覚えてひとつずつ利用の機会を増やしていけば、使い方はもちろん、正しい分析・改善ができるようになるでしょう。
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