Googleアドワーズ(AdWords)の新システム
8月16日に、Googleは自身の検索エンジン連動型広告であるアドワーズ(AdWords)のシステムを新しくしました。新システムは、QbB (Quality-based Bidding)と言うそうです。
https://adwords.google.com/support/bin/answer.py?answer=6111&topic=115
どのように変わったのか、大きなポイントは
- 広告掲載順位の決め方が変わった。
【従来】上限CPC(入札価格)× CTR(クリック率)
↓
【今後】上限CPC(入札価格)× 品質スコア- 品質スコアは、
・キーワードのクリック率
・広告テキストの関連性
・キーワードの過去の掲載結果
・その他の関連性に関する要因
に基づいて決定される
恐らく、アドワーズをやったことのある人以外は、これだとわかりづらいですね。
今までは、「1クリックあたりの上限予算」と、「その広告がどれだけユーザーにクリックされたかのクリックレート(CTR)」によって、広告の掲載順位が決まっていました。
その際、1クリックの値段は、“=設定した1クリックあたりの上限予算”ではなく、設定した上限予算の範囲内で、ライバルのCPC上限に+1円の価格になっていました。(Yahooオークションの自動入札みたいなものですね)
そしてもう1つルールとして、CTRは0.5%を下回ると掲載が取り下げられるというものがありました。
ですから、あまり予算がない場合などは、いわゆるビッグキーワードを避けたり、複数のキーワードを組み合わせたりして設定して、できるだけ費用対効果を高めるようにしていくのですが、あまりにこの設定を絞りすぎてもCTRが0.5%を下回り、広告が取り下げられたりしていました(アドワーズをやったことのある人であれば、結構多くの人が経験があるはず)。
今回、その方式が変わり、CTR等が低くて掲載が取り下げられてしまったキーワードも、入札単価次第で掲載できるようになるようです。
私はまだ新システムになってから使ったことが無いのですが、この面では少しストレスが無くなるような気がします。
(記事でも指摘の“CPCの高騰可能性”については気になりますが)
今日の情報源であるjapan.internet.comの記事の後半にあるような、ライバル等の企業名をキーワードとして設定するということが、しやすくなるということも確かに言えそうですね。
一度試してみたいです。
関連記事こちらの記事も合わせてどうぞ。
2024.10.23
2024.09.20
2024.07.24