SEMにおけるビッグキーワード攻略法
これに対し、「VAIO」とか「ディズニーランド」とかいった固有名詞をはじめとする具体的なキーワードを“スモールキーワード”といいます。
http://japan.internet.com/column/busnews/20050901/8.html
さて、上の記事ですが、文章は長いですけれども、ポイントは次の3点です。
- SEMはキャンペーン要素の強い内容に向いている
- SEMのリンク先は、SEOのようにトップページに飛ばすのでは無く、表示するテキスト広告とそのターゲットに合ったページに飛ばす
- そのターゲットが何を探しているのか、どんなメリットの提示に反応するのかを考え抜き、ページに落とし込む
これはおっしゃる通り!って感じですね。
SEO対策の場合は、常に「マルチエントランス」という考え方を念頭に置いておかなければなりません。つまりどのページからユーザーが入ってくるか分からない、だからどのページからも入ってきても大丈夫なようにナビゲーションとかを上手く作る必要があるということです。
これに対し、SEMの場合は、ユーザーがテキスト広告をクリックする先は指定できます。
「ならばトップページへ」といきたいところですが、広告費のかかるSEMの効果は、基本的には費用対効果で判断しなければいけませんから、より費用対効果を高めるには、上記ポイントの(2)のように、検索結果画面に表示されるテキスト広告とリンク先のページのメッセージを合わせていきます。
トップページがそのままリンク先として使えれば良いですが、より広告の“引き”を強くするには、やはりキャンペーンページを作った方が効率的です。
つまり、SEMをやる時は、ユーザーがテキスト広告を見た段階から申込みまで、一連のストーリーを想定してプランニングした方が良いということです。
例えば、化粧品などの場合、
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テキスト広告・・・「10歳若返える基礎化粧品。お試し価格で」
▼
キャンペーンページ・・「今なら50%OFF。9月15日まで」
▼
お試し申込み者に対して、正式版購入へのアプローチ
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というようなストーリーができますね。
やみくもにトップページに飛ばすよりは手間はかかりますが、この方が費用対効果が優れていることは明らかです。
しかもこの場合の“お試し申込み者”は、正式版商品の非常に高確率な見込み客ということです。取得したメールアドレスに対して、メールはいくら送ってもタダですから、上手くアプローチできればロイヤルカスタマになってくれるかもしれません。
さて、情報源 Japan.internet.com の方のレポートには書いていませんが、もう1つ大切なことがあります。
それは、キャンペーンページの最後には、必ずユーザーに行って欲しい動作を明示するということです。
「今すぐお申込みください」
「登録は無料。今すぐご登録ください」
ウソみたいな本当の話ですが、ダイレクトメールの世界では、手紙の最後にこの言葉を入れるか入れないかで反応率が変わります。ホームページの場合も、ページの最後に、「今すぐお申込みください」というとびきり目立つボタンを付けましょう。
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