SEO的にメタキーワードはいるの?いらないの?
今日はSEOのお話しです。SEOをちょっとでもかじった方なら、メタキーワードがどんなものかわかるかと思います。
ええ、そうです。メタキーワードは内に設定するタグで、こんな感じに設定されているやつです。このメタキーワードは、古くからメタタイトルタグ、メタディスクリプションタグと並んで、ページの情報を検索ロボットに伝えるタグとして、利用されてきました。
が、しかし。
実はこのメタキーワードタグ、SEO的には現在有効ではありません。否、厳密には有効でなくなってしまったのです。
メタキーワードタグはなぜ有効ではなくなったの?
メタキーワードタグが有効でなくなったのは、GoogleがメタキーワードタグはSEO上関係ないよ、と明言したからです。
それまではメタキーワードタグは有効だろうというのが業界内の常識で、みんなせっせと設定していたのですが…Google先生の間接的なお達しが出てからは、SEO上の有効性はゼロだと認識されるようになりました。残念。
ちなみに、メタキーワードタグを知らない方向けに簡単に説明しますと、いくつかのキーワードをこのタグ(しかし先生は冷たくこう言った
「Google でサポートされないメタタグは無視します」と。
下記のGoogle公式のサポートページを見てみてください。
- Google がサポートしているメタタグ
https://support.google.com/webmasters/answer/79812?hl=ja&ref_topic=4617741
メタタイトルタグ、メタディスクリプションタグの記載はありますね。そのほかにも、いくつかメタタグに関する記述がありますが…あれ?メタキーワードタグの説明がどこにも載っていないじゃないですか!
あれ?しかもページの一番下の一文になんとまあ、我々の常識を覆す、革命的な発言を発見しましたぞ!
”上記は利用可能なメタタグの一部で、Webサイトにとって重要な場合は上記以外のメタタグも使用できます。ただし、Google でサポートされないメタタグは無視されますのでご注意ください。”
ということは、このページに載っていないメタタグは、SEO上意味がないってこと、なんですね。
キーワード、別に書いてもいいけど、点にはならないよ。0点だよ。
ということです。
やりすぎに怒ったか
実は今まではメタキーワードの設定でSEO的には効果があると考えられる事例がたくさんありました。おそらくGoogleはメタキーワードを評価していたはずです。
しかし、最近メタキーワードタグをめっきり見なくなった背景として、このメタタグに無理にキーワードを詰め込むなど、メタキーワードタグを利用した悪質なSEO対策が横行したためだといわれています。キーワードをたくさん詰め込んだり、Webサイトと関連性のないワードを設定したりして検索順位を上げたりなどのいわゆる不正が多く、そういった状況を憂慮したGoogle先生の判断だったと言えます。現在では大手のWebサイトをのぞいてみても、メタキーワードタグを設定していない所も多いです。
メタキーワード、設定したままでも問題ない?
メタキーワードは設定したままでも無視されるだけなので、SEO上の悪影響はありません。
しかしheadタグが長くなってしまうと、ページの表示スピードに悪影響がでてしまうため、無駄な記述はなるべく減らしたいところです。今すぐメタキーワードタグを取り除く必要はありませんが、リニューアルの際などに、思い切ってメタキーワードタグを削除してしまうのもありでしょう。
ちなみにページの表示速度を改善したい方は、以下のWebサイトを利用して、どのように改善すべきかのポイントを押さえておきましょう。
PageSpeed Insights
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/
上記、Googleが提供している「PageSpeed Insights」を使うと、
ページの表示速度を改善するためのポイントも教えてもらえます。
まとめ
ページの表示速度が検索ランキングの要因に加えられる、スピードアップデートが実施されるのは2018年7月です。まだ少し時間がありますので、自社サイトのページの表示速度が遅い…と感じている方。7月までに少しでも表示速度を速くできるよう、Webサイトの改修を進めてみてはいかがでしょうか。
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