リッチリザルトを有効にしてアクセス数を増やそう②~構造化データの作成~
2020.07.08 Posted by watanabe.k
前回の記事では、リッチリザルトとはどういったものなのかをご紹介しました。
今回は、実際にリッチリザルトを有効にするために必要なデータの作成方法について、パンくずリスト作成の例を交えてご紹介します。
構造化データについて
構造化データとは、Googleなどのサーチエンジンがページのコンテンツを理解できるように記述するソースコードのことです。
このデータを参照することで、リッチリザルトを有効にすることができるのです。
ただし、あくまでもGoogleのアルゴリズムでは「ユーザーにとって最適な情報」が優先されます。
構造化データを記述したからと言って、必ずしも検索結果に表示されるとは限りません。
また、構造化データが主要内容を表していないものだったり、データそのものが誤っていても表示されない原因となります。
適切で間違いのないデータを作成するようにしましょう。
パンくずリストを作成する
構造化データの記述には「JSON-LD」「RDFa」「microdata」といった記述方法があります。
Googleでは「JSON-LD」形式でマークアップすることを推奨しています。
以下はパンくずリストを作成するための「JSON-LD」形式の構造化データです。具体的に見てみましょう。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 |
<script type="application/ld+json"> { "@context": "https://schema.org", "@type": "BreadcrumbList", "itemListElement": [{ "@type": "ListItem", "position": 1, "name": "ファッション", "item": "https://example.com/fashion" },{ "@type": "ListItem", "position": 2, "name": "レディースファッション", "item": "https://example.com/fashion/women" },{ "@type": "ListItem", "position": 3, "name": "ワンピース" }] } </script> |
ファッション>レディースファッション>ワンピース を示すパンくずリストですね。
「JSON-LD」形式はscriptタグを使って記述することができます。
script要素が配置できる場所であればHTML中のどこに記載しても問題ありませんが、外部ファイル化はできません。
必須プロパティを入力する
構造化データには必須プロパティが存在し、内容に合ったものを入れておく必要があります。
パンくずリストの場合はposition、name、itemが必須プロパティです。任意のものに書き換えましょう。
- position…パンくずの位置を1,2…と数字で示します。
- item…パンくずに合ったページのURLを指定します。
- name…表示されるパンくずのタイトルを指定します。
構造化データを記述する際の注意点
- ページの読者に表示されないコンテンツをマークアップしない
(HTML本文に記述されている内容と同じものを記述する) - ページの内容と関係のないコンテンツをマークアップしない
- ユーザーを欺いたり、誤解を与えたりしない
といったように、ページの内容にそぐわないコンテンツを記述しないよう意識しましょう。
詳しくは、Googleの「構造化データに関する一般的なガイドライン」を参考にしてください。
正しいマークアップが出来ているかどうか確認する
リッチリザルトテストのwebツールを使って、構造化データが正しくマークアップできているかを確認しましょう。
URLかコードを入力することで、簡単にテストすることができます。
まとめ
構造化データ作成の流れを紹介させていただきました。
今回はパンくずリストを例に出しましたが、Google検索デベロッパーサイトの検索ギャラリーを見ると、他のリッチリザルトについても使い方が掲載されています。
データ作成の際には参考にしてみてください。
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