UXライティングでリード獲得率アップ!
2022.01.13 Posted by hosobuchi.m
現在、Webサイトのライティング方法に、UXライティングと呼ばれるものが登場して注目されています。UXライティングは、今までのGoogleが提唱しているようなユーザーが役立つようなライティングとは、どのような点で異なるのでしょうか。
どれだけ優れたアプリケーションサービスを作成しても、UXライティングなしには、最高のユーザー体験を提供することはできないといわれています。それほどUXライティングは世界観の形成に必要だということです。
今回は、Webサイトで求められているUXライティングとは、いったいどのようなライティングなのか、そしてライティング実践のポイントについてわかりやすく解説していきます。
目次
UXライティングとはなにか
そもそも、UXライティングとは、いったいどのようなライティングなのでしょうか。UXライティングとは、ユーザーの気持ちに寄り添ったわかりやすい文章を実装する技術のことです。
ライティングの世界には、コピーライティングという言葉がありますが、これとはどのような違いがあるのでしょうか。
コピーライティングは、商品やサービスの利用前に必要とされるライティングです。言い換えると、初めての利用者の記憶に残し、少しでも関心をもってもらうためのライティングといえます。そのため、非常にインパクトのあるキーワードや訴求力の高い文章表現であるという特徴があります。
一方でUXライティングは、商品やサービスの利用中に触れ続ける言葉となるため、記憶に残さない工夫が施されたライティングとなります。
UXライティングの重要性とその効果
UXライティングとは、どのようなライティングなのかについて説明してみましたが、わかりづらいと思った方もいるでしょう。そのため、Twitterを参考例としその重要性や効果について理解を深めていきましょう。
Twitterにアクセスすると、たくさんのUXライティングが見受けられます。
・投稿画面には、「いまどうしてる?」文字を入力すると「ツイートする」が目立つ。
・虫眼鏡横には「キーワード検索」
・ツイート下には「返信」「リツイート」「お気に入り」「共有」のアイコン
・~さんがいいねしました
などなど
これらはすべて、次の行動につなげるためのUXライティングといえます。
・クリックしたくなる
・入力したくなる
・スクロールしたくなる。
つまり「行動したくなる」ライティングです。
もしTwitterに、ツイートやリツイート、共有などの機能が搭載されていたとしても、UXライティングがなければ、利用者の増加はもちろん、行動率の高いリードの取得は難しかったでしょう。自然と、ユーザーを行動させることこそが、UXライティングの効果といえます。
UXライティングを実践するためのポイント
Webサイトの担当者であれば、UXライティングというライティング技術を学んだことで、早速実践してみたいと思うでしょう。どうすればUXライティングを今日から始めることができるのでしょうか。ここでは、UXライティングの3つの実践ポイントについてご紹介します。
ユーザーを理解する
UXライティングの大前提となる考え方は、ユーザーの気持ちに寄り添うことです。つまり、ユーザーに対する共感です。そのためには、事前にペルソナを作成したり、ユーザーの置かれた環境に対して理解したりすることが大切です。
Webサイト上でリサーチして、ユーザーの理解を深めることも大切ですが、お客様がどのように思っているのか、質問してみる方法も有効です。
簡潔にシンプルに、難しい言葉は使わない
UXライティングでは、簡潔でシンプルな文章を意識してください。難しい専門用語を使用する必要はありません。ユーザーは、あなたが思っている以上に、文章を読みません。深く思考しながら読まなければ意図が伝わらない文章は、Webサイト上での離脱につながってしまいます。
そのため、小学生でも伝わる文章を意識していると、だれにとっても伝わる文章をライティングできます。
物語(ストーリー)を伝えることが重要
シンプルな文章であれば、売上につながるというわけではありません。なぜなら、そこにストーリーが存在しないからです。ユーザーは、商品やサービスに含まれるストーリーに共感して商品を買っています。
たとえば、「これ1枚で大丈夫なの?」というユーザーの疑問に対して、UXライティングを利用するのなら「たった1枚のように見えますが、特殊な2層構造になっており、これまでの製品の10枚分の効果があります。」
このようにユーザーの疑問や気持ちに寄り添い、答えを提示することで、この商品やサービスを利用したい、買ってみたいという行動につながります。
まとめ
UXの専門家をジョインできなくてもユーザーの気持ちや立場に立って考えることはできます。そして、専門家だからといって、必ずしも良いUXライティングができるとは限りません。
まずはUXライティングのポイントを押さえながらできることから実践してみましょう。
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