スマホの検索結果で Q&A サイトのリッチリザルトが対応!
今はほとんどの人がスマホを持ち歩いている時代ですよね。
何かを知りたいとき、何かに困った時など、ネットで検索エンジンを利用して知りたいことを調べているのではないでしょうか。
調べたいことがそのまま検索結果に出てくる場合もあればそうでない場合もあります。ユーザー同士が質問に答え合う Q&A サイトで見つかる場合も少なくありません。
こうしたユーザーの検索エンジンの利用方法に合わせ、Googleでは2018年12月にQ&A ページのリッチリザルトを導入しました。
今回はこのリッチリザルトに関するお話です。
リッチリザルトとは
リッチリザルトとは文字通り、通常の検索結果よりも高度な機能が用意された検索結果です。
どういうことかというと、質問に対する回答の表示(カルーセル方式なので、スワイプできる)、ベストアンサーの表示、質問の支持数の表示などを行う機能です。
すべての質問に対する機能ではなく、リッチリザルト機能に対応するQ&A ページが存在する必要があります。
スマホでリッチリザルトを確認してみよう!
スマホを使って、”ひよこ 飼い方”と検索してみましょう。
すると検索結果が出ますが、真ん中あたりにヤフー知恵袋の回答が掲載されているの、わかりますか?
回答と、評価された件数、カルーセルでほかの回答もみられるようになっているのがわかると思います。
また検索結果には「パンくずリスト」が出てくるケースや、企業連絡先、サイト内検索ボックスが出てくる場合もありますが、これらをすべて含めてリッチ検索結果と呼びます。
今回ここにQ&Aも追加されたわけです。
また、構造化データを利用した検索結果は今後、リッチリザルト (rich results)」に名称が統一されます。
リッチリザルト対応によるメリット
もしあなたの管理するページをリッチリザルトに対応させた場合、Q&A ページの検索結果には、上位の回答のプレビューが表示されます。
ユーザーはただの検索結果ではなく、自分と同じような質問をしている人に対して集まった回答を見たいと考えるようになるでしょうから、Webサイトへの誘導がしやすくなります。
リッチリザルトに対応させることで、それぞれのページのコンテンツに適したユーザーにリーチでき、またユーザーは疑問に対する適切な情報をすばやく取得できるようになります。
ユーザビリティの向上という面で、一役買ってくれるでしょう。ひいては後々の誘導数増加を期待できます。
リッチリザルトに対応するには
リッチリザルト機能は、Q&A コンテンツを掲載しているページに Q&A 構造化データを追加すると利用ができるようになります。
https://developers.google.com/search/docs/data-types/qapage
またリッチリザルトが導入されているかテストするツールも公開されています。
https://search.google.com/test/rich-results
こちらのツールを使用し、自社のWebサイトが対応しているかどうかまず調べることができます。検証したいページのURLを入力してテストするだけで結果が出るので簡単です。
リッチリザルト導入の注意点
リッチリザルトテストツールはベータ版としての公開のため、以下のタイプのページでしか使えません。
- 求人
- レシピ
- コース
- テレビと映画
- Q&A ページ
ほかのページのリッチリザルトをコードで検証したいときは、従来の構造化データテストツールを利用する必要があります。
https://search.google.com/structured-data/testing-tool/u/0/
まとめ
Q&Aページのリッチリザルトのリリースによって、どのWebサイトにも導入できるチャンスがでできました。
ユーザー投稿型のページで、質問とその回答をコンテンツにしているWebサイトはぜひ実装してみてはいかがでしょうか。
ただ導入の際には工数やコストがかかります。導入に関しては、設置や管理工数に見合った効果が得られるのかを踏まえ、じっくり検討しましょう。
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